鷹が計18得点の乱打戦制す、日本ハムも11得点で連勝…30日のファーム

ロッテが巨人に惜敗、立松由宇は1号ソロ
ロッテは巨人戦(ZOZOマリン)に、3-4で敗れた。1回、佐藤都志也捕手が安打、スティベン・アセベド外野手が敵失の間に出塁するなど、1死二、三塁から、内野ゴロで本塁を陥れ、1点を先制する。
先発の廣池康志郎投手は、1回を打者3人で抑えると、2回は澤田圭佑投手がピンチを招くも、後続を三振に仕留める。3回からは廣畑敦也投手が2イニングを投げ1安打無失点でつないだ。
5回に一條力真投手が適時打を浴び1点を失ったが、直後の5回、石川慎吾外野手の適時打で勝ち越しに成功する。
6回には立松由宇内野手の1号ソロで1点を追加。しかし8回、国吉佑樹投手が1点を失うと、代わった西村天裕投手も適時打を浴び、逆転を許す。打線は7回以降は無安打に終わった。
敗れたロッテは幸先よく先制するも、その後の流れをつかめなかった。なお、宮崎竜成内野手は2安打、立松は本塁打含む2打点をマークしている。
庄子雄大、谷川原健太が2安打2打点、鷹が計18得点の乱打戦制す
ソフトバンクは阪神戦(タマホームスタジアム筑後)に、10-8で勝利した。先発の木村光投手は、初回に4安打1四球で3点を失う。しかし1回に谷川原健太捕手、井上朋也内野手、大泉周也外野手の連続適時打で同点に追い付く。続く庄子雄大内野手の適時内野安打に悪送球が絡み、2点の勝ち越しに成功した。
4回にも3得点。大量リードをもらった木村だったが、5回に1死満塁から、井上広大外野手に適時打を浴びたところで降板。代わった宮崎颯投手も2点適時二塁打や暴投などで得点を許すなど、この回5点を失い、8-8の同点に追い付かれた。
6回は回またぎの宮崎、7回表は村田賢一投手が無失点でつなぐ。すると7回にボークの間に勝ち越しに成功。その後庄子に適時打が生まれ、スコアは10-8に。
以降は岩井俊介投手、川口冬弥投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、試合は終了した。先発の木村は4回1/3を77球8安打3四球3奪三振7失点と崩れたが、14安打10得点と打線が爆発。連敗を止めた。

11得点の日本ハムが連勝、ドラ2・藤田琉生は初登板3者凡退
日本ハムは楽天戦(鎌ケ谷スタジアム)は、11-1で勝利した。1回、1死満塁から清水優心捕手のゴロと濱田泰希内野手の2点適時打で3点を先制する。さらに5回には4連打で2点を追加。なおも宮崎一樹内野手と星野ひのでギアや手の連続適時二塁打で、この回一挙5点を奪った。
先発の細野晴希投手は、初回から2イニング連続で3者凡退とする立ち上がり。5回は遊撃手の失策により1点を失うも、安打を許したのは1本のみ。5回1/3を95球1安打3四死球8奪三振1失点(自責点0)で降板。代わった根本悠楓投手も無失点でつないだ。
打線は6回にも連打で3点を追加する。7回表からは上原健太投手、藤田琉生投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐと、9回はドラ1ルーキー・柴田獅子投手が締めた。
勝利した日本ハムは、ドラ2・藤田琉が公式戦初登板で1回を投げ2三振を含む3者凡退の好投。打線は山口アタル外野手、有薗直輝内野手が4安打1打点、清水優が2安打3打点をマークするなど、計17安打11得点で2連勝を飾った。
敗れた楽天は、先発の王彦程投手が5回100球13安打2四球2奪三振8失点と試合をつくれず。打線も散発4安打と振るわなかった。
獅子が乱打戦に敗れる、セデーニョは2号2ラン含む4安打3打点
西武はヤクルト戦(CAR3219フィールド)に、7-9で敗れた。初回、レアンドロ・セデーニョ内野手の適時打で先制点を挙げる。2回には平沢大河内野手の四球、渡部健人内野手の内野安打で好機をつくり、モンテル外野手の適時打、仲田慶介内野手の犠飛で2点を追加した。
先発のビクター・ロペス投手は、2回に1死から連打を許し、内野ゴロの間に1失点。3回、4回は無安打に抑えたが、5回に2安打でピンチを招き、2点適時打で同点に追い付かれる。さらに自身の失策で勝ち越し点を献上したところで降板した。豆田泰志投手は、2四球を与えながらも追撃は阻止する。
しかし6回、回をまたいだ豆田投手が連続適時打で2点を失うと、続く澤井廉外野手に3号2ランを浴び、この回4失点。7回表にも大曲錬投手が1失点を喫した。
打線は5回に平沢、渡部健の連打で1点、6回にセデーニョの2号2ランで2点、7回にモンテル選手の適時打で1点を返し、7-9と2点差まで詰め寄る。しかし8回は3者連続三振に倒れ、9回は1死から好機をつくったが、得点を挙げられず。
先発・ロペスが4回1/3を68球6安打1死球5奪三振4失点(自責点2)、豆田投手が1回2/3を44球4安打2四球4失点の内容。打線はセデーニョが4安打3打点、渡部健が3安打1打点、モンテルが2安打2打点をマークするなど、計12安打7得点も、及ばなかった。
芦田丈飛が7回途中1失点、杉澤龍の2打点でオリックスが3連勝
オリックスの先発・芦田丈飛投手は初回に1点を失うも、以降は要所を締め、それ以上の得点は与えない。しかし7回、3連打で1死満塁としたところで降板。ここは代わった井口和朋投手が併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。
打線は1点ビハインドの5回、来田涼斗外野手、茶野篤政外野手の安打などで好機を広げ、杉澤龍外野手の適時打で同点に追い付く。さらに7回、2つの四球と横山聖哉内野手の安打で1死満塁の好機を演出すると、杉澤の犠飛で勝ち越しに成功する。
8回は本田圭佑投手、9回表は横山楓投手がそれぞれ3者凡退に仕留め、2対1で試合は終了。勝利したオリックスは、先発の芦田が6回1/3を103球8安打1四球4奪三振1失点と力投。打線では杉澤が1安打2打点をマークし、3連勝を飾った。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)