西武の菅井が3勝目でチームも4連勝、日本ハムの山崎福也は初勝利…30日のパ・リーグ

ソフトバンク戦に登板した日本ハム・山崎福也【写真:古川剛伊】
ソフトバンク戦に登板した日本ハム・山崎福也【写真:古川剛伊】

田嶋大樹が約3年ぶり完封勝利、オリックス連勝

 オリックスはロッテ戦(京セラドーム)に5-0で勝利した。2回、西川龍馬外野手の1号ソロで先制。3回には太田椋内野手の適時打で2点を追加する。4回にも1死満塁の好機をつくり、麦谷祐介外野手の適時打と相手投手の暴投で2点を挙げた。

 序盤から援護を受けた先発の田嶋大樹投手は、初回に安打、3回に失策で走者を背負うも、それ以外の走者は許さず、8回まで3者凡退のイニングを6度つくる快投を披露。9回も続投すると、1死から代打・池田来翔内野手に安打を許したが、後続を2人で切った。

 田嶋大は9回101球2安打無四死球9奪三振で2022年以来約3年ぶりの完封勝利をマーク。打線も12安打5得点と力強く援護し、千葉ロッテに連勝した。なお、太田は球団右打者最多タイとなる月間39安打を記録している。

 敗れたロッテは、先発の種市篤暉投手が5回11安打1四球3奪三振5失点。リリーフ陣は3イニングを1安打無四死球でつないだが、打線が田嶋大を捉えられなかった。

菅井信也が5回1安打1失点で3勝目、西武4連勝

 西武は楽天戦(ベルーナドーム)に3-1で勝利した。初回、渡部聖弥外野手の2点適時三塁打で先制。先発の菅井信也投手は、3回表に中島大輔外野手の2号ソロで失点したが、それ以外は得点を許さず。5回65球1安打3四球4奪三振1失点でマウンドを降りた。

 6回を甲斐野央投手、7回を山田陽翔投手が安打を浴びながらも無失点でつなぐ。打線は7回にも滝澤夏央内野手、児玉亮涼内野手、西川愛也外野手の3連打で1点を追加。8回以降はトレイ・ウィンゲンター投手、平良海馬投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えた。

 西武は今季最多タイの4連勝。菅井が3勝目、西川が3安打をマークしている。一方敗れた楽天は、藤井聖投手が6回2/3を91球9安打2四球1奪三振3失点と試合をつくったが、打線が3安打1得点に終わり、2連敗を喫した。

山崎福也が5回3安打1失点で今季初勝利、日本ハム12安打6得点

 日本ハムはソフトバンク戦(みずほPayPayドーム)に、6-1で勝利した。先発・山崎福也投手は、初回から2イニング連続で3者凡退とする立ち上がり。4回に二塁手の失策の間に1点を失うも、それ以外は要所を締める投球を披露。5回81球3安打2四球1失点(自責点0)でマウンドを降りた。

 打線は4回、万波中正外野手、石井一成内野手の連続適時二塁打で2点を先制。さらに水野達稀内野手がスクイズを決め、この回3点を奪う。

 6回からは生田目翼投手、池田隆英投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えると、7回には併殺打の間に1点、8回には田宮裕涼捕手の1号ソロと、松本剛外野手の適時二塁打で2点を追加。8回は柳川大晟投手、9回は齋藤友貴哉投手がつないだ。

 山崎が今季初勝利。田宮、石井が2安打1打点をマークするなど、計12安打6得点で2連勝を飾った。敗れたソフトバンクは、先発の東浜巨投手が3回1/3を67球5安打1四球2奪三振3失点(自責点2)と役目を果たせず。打線も散発4安打に終わり、4連敗を喫した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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