佐藤輝明は「最高の打者」 圧倒的な勝負強さ、証明した“真の4番”「今年のテルは違う」

0-0の6回に中前へ先制タイムリー
■阪神 ー ヤクルト(2日・甲子園)
4番の一振りで均衡を打ち破った。阪神・佐藤輝明内野手が2日、甲子園で行われたヤクルト戦に「4番・三塁」で先発出場。0-0の6回に先制タイムリーを放った。軽くスイングしながらも“爆速”で守備陣の間を打ちぬく一打。勝負強い主砲に「マジで今年のサトテルすげえわ」「頼もしすぎる」と虎党の感謝が止まらない。
佐藤輝は試合前の時点で26試合に出場し、打率.267、10本塁打、25打点、OPS.981をマークしていた。本塁打と打点は堂々のトップ。この日は吉村貢司郎投手の前に第1打席は三振、第2打席は左飛に抑えられていた。そして6回1死一、二塁で迎えた第3打席。本領を発揮する。
カウント1-1から3球続いたフォークを綺麗に捉えた。吉村のグラブをかすめながらセンター前に抜け、近本が見事生還。大事な場面で主砲として貴重な一本を放った。
昨年までは一発を放つものの、三振も多く脆さも見せていた。しかし今季はパワーを発揮しながらも、試合前の段階で得点圏打率.333と勝負強さを見せている。ファンも「今年のテルは違う」「サトテル最近ほんとすごいな」「軽打を身につけたサトテルやばすぎ」「最高の打者」「軽打の打球速度ではなさすぎる」「4番 佐藤輝明のかっこよさ」と絶賛した。この一打を機に、阪神は一挙3得点を挙げた。