鷹・小久保監督「奇跡に近い」 9回2死から劇的勝利…殊勲の川瀬は「素晴らしかった」

ソフトバンクは5連敗中、6連敗なら今季ワーストだった
■ソフトバンク 4ー3 ロッテ(2日・みずほPayPayドーム)
ソフトバンクは2日、本拠地みずほPayPayドームで行われたロッテ戦で劇的なサヨナラ勝利を飾った。2点差を追う9回2死からの大逆転。試合後、小久保裕紀監督は「奇跡に近いですね」と大興奮だった。
5連敗で迎えたこの日。先発の有原航平投手が初回、グレゴリー・ポランコ外野手に3ランを被弾し、嫌なムードが漂った。直近5試合で打線は3、2、1、1、2点のみと結果が出ていなかった。5回に先頭の中村晃外野手の二塁打、柳町達外野手の適時打で1点を返したが、その後は追加点を奪えず1-3で9回に突入した。
最終9回も3番・栗原、4番・山川が凡退して2死。敗戦まであと1アウトとなった。しかし、中村晃の中前打から打線がつながり、牧原が左前に適時打を放って1点を返す。さらに石塚が死球で満塁となり、代打・川瀬がカウント3-1から益田直也投手の5球目を弾き返し、前進していた外野の頭を越えるサヨナラ打を放った。
小久保監督は「奇跡に近いですね。みんなが救われた勝利でした」と笑顔を見せた。しかし一方で「今の状態では投手戦に持ち込まないと厳しい状況なのは変わらないので。勝ちはしましたけど素直に喜んでばかりはいられないなと」を気を引き締めた。また、殊勲の川瀬については「スタメンで行った時もあれくらい打ってほしいんですけど……」と笑顔で指摘する場面もあったが、「ミスショットせずに打った川瀬は素晴らしかったです」とヒーローを称えた。
(Full-Count編集部)




