「有休使って来たよ」…個性的グッズや球団合併で誕生した名曲　オリ本拠地のイベント

京セラドームで実施されるオリジナル演出の数々

　大阪の中心部に位置する京セラドーム。オリックスの本拠地では、野球の熱戦だけでなく、充実したイニング間イベントで観客を魅了している。交通アクセスも良好なこの球場では、初めて訪れる方でも楽しめる工夫が満載。特に注目は7回の表終了後のラッキーセブンで流れる球団応援歌「SKY」となっている。

　2004年のプロ野球再編でオリックスと近鉄が合併した際に公募で誕生したこの曲は、関西のロックバンド「MEGA STOPPER」が手がけた覚えやすいメロディーが特徴。「オリックス・バファローズ」というチーム名が繰り返される歌詞に合わせて、ファンは推し選手の名前入りタオルを掲げ熱唱する。

　観客参加型イベントも見逃せない。3回裏後の「ポーズルーレットタイム」では、ルーレットで決まったポーズをとるファンの姿に選手の写真が合成されるユニークな演出。4回表後には「FAN CAM」が実施され、QRコードを読み取って撮影した観客の姿が大型ビジョンに映し出されます。球場にいながら“ビジョンデビュー”のチャンスが訪れる、というわけだ。

　5回には他球団にはない特別なイベントが続く。5回表後は私設応援団制作の「讃丑歌」を全員で歌唱。5回裏後には「みんなで叩こう!! ハリセンタイム」が行われ、リズミカルな音楽に合わせてハリセンを叩いて盛り上がります。そして8回表には「BsGravity」によるクラップダンスも披露され、試合終盤の熱気をさらに高めている。

「オリしか勝たん！」「キュンです」「有休使って来たよ!」など個性的なメッセージ入りタオルも見どころのひとつ。さらに2025年からは試合中の演出に合わせて自動で点灯、消灯する「Buffaloesペンライト」を持つファンの姿も増えている。テレビやネット観戦では味わえないこの臨場感を味わうことができる。

（「パ・リーグ インサイト」編集部）

（記事提供：パ・リーグ インサイト）