今永昇太に米放送局も感動「最高だ」 歳の差関係なし、つながる“絆”に笑顔

カブス・今永昇太【写真:ロイター】
カブス・今永昇太【写真:ロイター】

スキーンズは昨年、今永に直球の助言→7回ノーヒッター

 カブスの今永昇太投手が4月30日(日本時間5月1日)、敵地パイレーツ戦の試合前に昨季の新人王を争った“ライバル”、ポール・スキーンズ投手と談笑する場面があった。カブス地元放送局もこの様子に注目。「こういう会話は最高だよ」と笑顔になった。

 今永とスキーンズは同地区のライバルチームのエース同士。それでも試合前には、外野付近で通訳を交えて野球談議を行っていた。2人はボールを持ち、変化球の投げ方について話したようだ。

 年齢こそ9歳差ながらも、メジャーデビューの“同期組”。昨年は今永がスキーンズに直球の握りについてアドバイスを求める場面も。その後、今永は昨年9月にパイレーツ相手に7回無安打無失点と好投したことから、スキーンズは「もうアドバイスはする必要ないね」と苦笑いで語る一幕もあった。

 地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」もこの日のやり取りを注目したようだ。司会者が「昨シーズンも彼らは1対1で話し合いをしていました。(去年)ショウタはポールから教わったそうですが、(スキーンズとしては)全く問題ないようです」と伝えると、コメンテーターも「リスペクトだ。私も(現役時代)フィールドに立つ度に成長したいと思っていた。ポールはまだ22歳だ。しかも球界最高の投手の1人かもしれないのに、彼はまだ成長しようとしている」と舌を巻いた。

 そして「間違いなくショウタは彼に何か質問をしたんだろう。ポールとはスプリングトレーニングで話したんだけど、『成長したい。史上最強の投手になりたい』と言っていた。こういう会話は最高だよ」と続けた。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト「トーキン・ベースボール」もこの様子を公開。女性レポーターは「ポールは昨シーズンあったイマナガとの交流について質問されました。(去年は)両者にとって1年目のシーズンでした。ポールは冗談ぽく『初対面での交流を少し後悔している』と、言っていました。なぜなら、ショウタは彼に速球の握り方について質問をしたそうです。もちろん、ポールは彼に教えてあげました。しかし、昨シーズンイマナガが最後にパイレーツと対戦した時、ノーヒットを記録してしまったのです」と裏側を明かした。

(Full-Count編集部)

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