トレードでヤクルト加入の山野辺翔、合流即“いじられ”に笑顔「ビックリしました」

取材に応じた山野辺翔【写真:町田利衣】
取材に応じた山野辺翔【写真:町田利衣】

「元気とスピード感のあるプレーを心がけていきたい」

 西武から金銭トレードで加入したヤクルトの山野辺翔内野手が3日、埼玉県戸田市内の2軍に合流した。同日のイースタン・リーグ、ロッテ戦からメンバー入りする。練習後に取材に応じ「初めてだったので緊張もありますけど、試合に出たら思い切ってやりたいです」と意気込んだ。

 4月29日、30日は西武の一員としてヤクルトの2軍と戦っていた。そして5月1日に電撃トレードが発表され「本当にビックリしました」と心境を明かす。「試合で変な打席があって……。進塁打のサインがあったけど任務を達成できなかった。形も初心者みたいな形だった。それを早速城石コーチにいじられてちょっとビックリしました」と“ヤクルト流歓迎”に笑顔を見せた。

 内外野を守れるユーティリティの山野辺は、2018年ドラフト3位で西武に加入。今季は5試合で打率.000(3打数0安打)だった。プロ通算207試合で打率.196。明るい性格でムードメーカーでもあるだけに「元気と、スピード感のあるプレーを心がけていきたい。(ポジションのこだわりは)特にないので、出していただいたところで頑張るだけです」と力を込めた。

 ヤクルトは村上や塩見、長岡ら主力に故障者が続出。苦境を救う存在となるべく期待される。「まずはこっち(ファーム)でしっかり結果を出して、1軍で結果を出せるように頑張りたいです」と目標を掲げた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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