山本由伸が4勝目 6回2死までノーノー…MLBトップ防御率0.90、ド軍は6連勝

敵地10連戦の初戦を白星発進…山本由伸は今季4勝目
【MLB】ドジャース 2ー1 ブレーブス(日本時間3日・アトランタ)
ドジャースの山本由伸投手が2日(日本時間3日)、敵地でのブレーブス戦に先発登板し、6回91球1安打無失点のピッチングで今季4勝目をマークした。防御率0.90は依然メジャートップで、今季4度目のクオリティ・スタート(QS)に成功。4回まで毎回となる6三振を奪い、敵地を沈黙させた。
冷静さを保ったマウンドになった。初回は6球で2死を奪ったが、3番のオズナに5度のファウルで粘られ、11球目の直球が外れて四球になった。4番のオルソンを遊直に打ち取ったが、初回から19球を投げた。
警戒心を高めた。4回1死で迎えたオズナの第2打席は6球目のスプリットを見逃されて、2打席連続で四球を与えた。直後も丁寧な投球で後続を2者連続三振に仕留めるなど、6回2死までノーヒット投球を披露した。
6回2死からは2番ライリーに5球目の変化球を捉えられて二塁打を許した。悔しい1球になったが、すぐに気持ちをリセット。続くオズナは三ゴロに封じて6回91球1安打無失点のピッチングを見せた。
メジャーリーグ機構(MLB)は2日(同3日)、3・4月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、山本はナ・リーグ投手部門で初選出。日本人投手では5人目の快挙となった。期間中は6試合登板で3勝2敗。防御率1.06は両リーグトップだった。球団投手では2023年4月のクレイトン・カーショー以来2年ぶりで、日本人投手では野茂英雄、伊良部秀輝、田中将大、ダルビッシュ有に次いで5人目となっていた。
チームは今季2度目の6連勝で貯金「12」。この日から始まった敵地10連戦の初戦を、山本の快投で白星発進。昨季王者が着実に白星を積み重ねている。
(Full-Count編集部)