佐々木朗希にロバーツ監督が見せた“親心”「チャンスを与えたかった」 初勝利の舞台裏

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:Getty Images】

佐々木朗希は5回3失点の粘投でメジャー初勝利を挙げた

【MLB】ドジャース 10ー3 ブレーブス(日本時間4日・アトランタ)

 ドジャースは3日(日本時間4日)、敵地で行われたブレーブス戦に勝利し、7連勝を飾った。先発の佐々木朗希投手は5回6安打、3失点ながらも味方打線の援護に守られ、自身7試合目の登板でメジャー初勝利を飾った。

 悪天候の影響で約3時間遅れでの試合開始となり、難しい状況だったが、最速は96.7マイル(約155.6キロ)で、スライダーとスプリットを効果的に散りばめ、自身のメジャー登板7試合目で初勝利を手にした。

 1-0の2回に1点を奪われて同点となったが、3回に大谷の8号などで再びリードをもらい、味方打線の援護に救われた。4回には2点を失い、走者をためて死球を与えたが続投。5回のマウンドも託されると3者凡退で投げ切った。

 ロバーツ監督は「相手の先発投手は今夜本当にいい球を投げていたが、我々の打線が彼を消耗させた。最初の3回くらいは、本当にいい投球をしていた。(4回に少し制球を乱したが)5回を投げ抜いたことは重要なことだ」と振り返った。5回まで投げさせたことには「彼が(その後に)自分を取り戻して5回を抑えたのは、私としてもうれしい。我々が頼りにできる男に彼がなり始めている」と評価した。

 そして、球数的に5回にマウンドへ送ることに躊躇いはあったかを問われると「考えはしたが、10連戦の真っただ中ということも考慮すると、彼に本当に初勝利を手にしてもらいたかった。4点リードしていたから、彼にそのチャンスを与えたかった。勝利投手になるかどうかでいつもは決断をしないけれど、こういう状況で、彼にチャンスを与えたかった」と回答。監督としての“親心”を見せた形だ。

(Full-Count編集部)

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