佐々木朗希、待望の白星も「決して納得できるものでない」 初体験の儀式は「嬉しかった」

試合後の取材に答える
【MLB】ドジャース 10ー3 ブレーブス(日本時間4日・アトランタ)
ドジャースの佐々木朗希投手が3日(日本時間4日)、敵地でのブレーブス戦に先発登板し、5回98球6安打3失点の投球でメジャー初勝利を掴んだ。試合後には「僕にとってはすごく思い出に残る、こういった形で初勝利できたことはすごく特別で、なかなか忘れることができないんじゃないかと思う」と笑顔を見せた。
悪天候の影響で3時間6分の開始遅延のマウンドに。「食事を取ったり、ある程度のことは先に終わらせておいて。急に(試合が)始まることは聞いてたので、先にルーティンを済ませて、後はぶらぶらしていました」と、冷静に始まりを待った。
自己最多の98球を投げ、最速は96.7マイル(約155.6キロ)を記録。自身の直球には「決して納得できているわけではない」としつつ「まだまだ普通にいいボールが投げられるなという気持ちの中で、他の球種を使ったり、いいところに投げれば、アウトはしっかり取れるのかなと」と語った。深夜まで試合が続く中、5回以外は毎回走者を許しながらも、粘りの投球で試合をつくったことに「最低限の仕事はできたので、そこに関しては良かったかなと思います」と自己評価した。
制球に苦しんだ東京ドームでのメジャーデビューから1か月以上が過ぎ、7試合目での初勝利となった。苦しかった時期を「初勝利うんぬんの前に、なかなかチームに貢献できてる感じもなかったので、最初は特に」と回顧。試合後にはクラブハウスで同僚からビールシャワーでの祝福も受け、「たくさんの人におめでとうって言ってもらえて、すごく嬉しかったです」と振り返った。