佐々木朗希の初勝利に見えた“異例の光景” 深夜の敵地ロッカーに響いた「歓喜の舞」

メジャー初勝利をあげたドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】
メジャー初勝利をあげたドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】

佐々木朗希、ドタバタのメジャー初勝利は「すごく思い出に残る」

【MLB】ドジャース 10ー3 ブレーブス(日本時間4日・アトランタ)

 漆黒の夜空に輝く白星だった。ドジャースの佐々木朗希投手が3日(日本時間4日)、敵地でのブレーブス戦に先発登板し、5回98球6安打3失点の投球でメジャー初勝利を掴んだ。7試合目での先発マウンドで手にした初勝利に、佐々木は笑顔を浮かべた。

 悪天候の影響で3時間6分の開始遅延のマウンド。深夜となり日付が変わるタイミングでも、敵地では花火がバンバン上がり、少年少女たちも大きな声を張り上げていた。ロッテ在籍時には経験しなかった“異例の光景”に「初めてです……」と驚きながら答えた。

 初めての経験は、もう1つ増えた。歓喜の勝利後、クラブハウスでは同僚たちからビールシャワーを受けた。大谷翔平投手も、山本由伸投手も、佐々木を支えるスタッフたちも笑顔で祝福。メジャー7度目の先発登板で辿り着いた境地だった。

 試合開始まで、3時間以上の遅延があったが「食事をとったり、ある程度のことは先に終わらせておいて。急に始まるということは聞いていたので、先にルーティンを済ませて、ゆっくりしていました」と自然体を貫いた。

 雨中の初勝利に「僕にとっては、すごく思い出に残るというか。こういった形で初勝利できたことはすごく特別で、なかなか忘れることができないんじゃないかなと思います」と目を細めた。

 シャワーで汗を拭ったクラブハウスには、DJロデリックの「BaiLaLo Rocky」が流れた。結果を残せば残すほど、仲間に受け入れられる世界。節目を喜び、まだまだ大きく羽ばたく。

(Full-Count編集部)

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