佐々木朗希に「最大の失望」 MLB幹部の発言に米誌が“反論”…擁護するべき事情

「スポーツ・イラストレイテッド」が佐々木への“酷評”に言及
【MLB】ドジャース 10ー3 ブレーブス(日本時間4日・アトランタ)
ドジャースの佐々木朗希投手は3日(日本時間4日)、ブレーブス戦に先発し、5回6安打3失点、2四球4奪三振でメジャー初勝利を手にした。米専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、登板前に報じられていた佐々木への“低評価”に対して反論した。
この日の登板前の段階で同誌は、「ドジャースのロウキ・ササキを、あるア・リーグ幹部が今季最大の失望に名指した」との見出しでコラムを掲載。前回登板を終えた時点で、25回1/3を投げて防御率3.55、被安打18に奪三振20の投球内容を紹介。しかし与四球18でまだメジャー初勝利を模索している最中、と記事内で言及していた。
記事では「今週、匿名のあるア・リーグ幹部は、ここまでササキは2025シーズン『最大の失望』だとMLB公式サイトに伝えた」としている。その幹部はMLB公式サイトの記者に「彼は次の(ポール・)スキーンズとして大げさに称賛されていたように見えたが、ここまではそうなっていない。四球の数には驚きだ」と伝えていた。
しかし、同誌では発言した幹部の“情報不足”を指摘。「22歳のスキーンズは去年のナ・リーグ新人王で、まだササキが今年その賞を獲得する可能性はある。スキーンズと違って彼にはルーキーシーズンの前に何年にも渡って米国での移動方式や(米国での)野球や食べ物やその他のに順応するという有益な点がなかった」と擁護した。
ドジャースでは昨年、鳴物入りで入団した山本由伸投手が肩の負傷で2か月欠場。18先発で7勝2敗、防御率3.00だったと伝え、今季はここまで4勝2敗、防御率0.90。2日(同3日)には4月のナ・リーグ月間最優秀投手に選出されたことを強調した。
「ヤマモトはMLBの生活様式に慣れるまで時間を要した。ササキも時間が必要で、ドジャースは彼が成功すると信じている」。佐々木が米での生活に慣れ、覚醒する瞬間は訪れると信じている。
(Full-Count編集部)
