パ新人王は育成10位左腕? 楽天宗山ら野手豊作も…専門家の見解「10勝できる」

ソフトバンク・前田純【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・前田純【写真:荒川祐史】

里崎智也氏が読むパ・リーグ新人王争い「このままローテを守っていれば10勝はできる」

 野球中継がない月曜日にも楽しんでもらおうと始まった「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeチャンネルの「月曜日もパテレ行き」。4月28日は、里崎智也氏と谷繁元信氏が出演し、前週の戦いぶりからパ各球団の「裏MVP」を選出してもらった。

 その中で楽天・宗山塁内野手、ロッテ・寺地隆成捕手、西武・渡部聖弥外野手のフレッシュな野手陣の活躍が注目されていたが、こと新人王において里崎氏の見立てはその3人ではないという。

 その理由を「野手は2割7分以上打たないと新人王になれないと考えるとなかなか厳しい」と話す里崎さん。「このままローテを守っていれば10勝はできるという期待から、(新人王予想は)前田純投手」と、ソフトバンク2022年育成ドラフト10位の長身左腕を挙げた。

 昨年9月29日に日本ハム戦に先発登板すると、6回無失点でプロ初登板初先発初勝利と鮮烈なデビューを果たした。今季はオープン戦から「悪くてもゲームを作れる」と小久保監督から評価され、開幕ローテーション入りを果たした。今季まだ勝ち星はないものの、4試合を投げて防御率1.86と安定感があり、4四球とその少なさも魅力だ。あとは長いイニングを投げ抜く力が課題ではあるが、里崎さんも「しっかり投げられているので、打線が打てば勝てる投手」とチーム打率2位の打線の援護を促した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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