吉田正尚は「まだ怪我してるのか…」 送球で苦悶…遠い復帰、米不安「良くないな…」

吉田は昨オフに右肩関節唇の修復手術を受けた…今季は開幕IL
レッドソックス・吉田正尚外野手は今季、右肩関節唇の修復のため負傷者リスト(IL)入りしたことで、まだ出場していない。守備にダイレクトに関わる患部。スローイングをしても違和感があるのか、苦悶の表情を浮かべる場面も。米記者も注視している。
吉田は昨季、指名打者として101試合出場する一方で左翼では1試合のみ。肩の状態から守備機会が激減し、打撃でも打率.280、10本塁打、56打点と移籍1年目の2023年から成績が下降した。今季は開幕からIL入りしていた中、4月末にアレックス・コーラ監督は「下(キャンプ地のフォート・マイヤーズ)ではまだ打撃だけを行っている状態で、(守備は)スローイング・プログラムを行っている状況だ」と言及。復帰まで時間がかかる可能性を指摘した。
地元メディア「マスライブ.com」のレッドソックス番クリストファー・スミス記者によると、トレーナー主任のブランドン・ヘンリー氏が直接診察したいとの希望を出し、吉田はその後レッドソックス本拠地に戻ったようだ。そして4日(日本時間5日)、米ポッドキャスト番組「The 27th Ballplayer」の司会を務めるジョン・ニコラス氏は試合前にキャッチボールを行う吉田の姿を投稿した。
吉田は状態を確かめるように送球。しかし、何度も腕を振り、苦悶の表情を浮かべた。米ポッドキャスト「ベースボール・イズ・デッド」のジャレッド・カラビス記者も注目し、「もしかしてまだ怪我してるかも」と不安の様子。米ファンも「Nooooo」「これは良くないな……」「Masa……涙」と顔を曇らせた。
吉田不在の間、指名打者は主にラファエル・デバース内野手が務め、左翼にはジャレン・デュラン外野手が座っている。昨オフにはトレードの噂も浮上。右肩の状態が上向き、チームに合流する日はいつになるだろうか。