大谷翔平、気づけばチーム1位の「1.6」 山本由伸と“独占”…日本人スターの存在感

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

昨季は指名打者の歴代最高WARを更新

 徐々に本領を発揮している。ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・指名打者」で出場し、3打数1安打で打率を.294とした。「父親リスト」から復帰後はやや低調だったが、すぐに復活。勝利貢献度WARは山本由伸投手を超え、気づけばチーム1位に浮上した。

 昨季は前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成し、自身3度目のMVPを受賞した。迎えたドジャース2年目の今季、開幕第2試合目で1号、米国開幕戦でも2試合連発を放つなど上々の滑り出しだった。しかし、真美子夫人の出産のために4月18日(同19日)に「父親リスト」入りすると、復帰後は16打数で2安打とらしくない成績だった。

 それでも、4月26日(同27日)のパイレーツ戦で3安打を放つと、29日(同30日)のマーリンズ戦ではサイ・ヤング賞投手のサンディ・アルカンタラ投手から“パパ1号”となる一発。5試合連続安打後は小休止したものの、3日(同4日)のブレーブス戦で8号含む3安打を記録し、完全復活を印象付けた。

 昨季は指名打者に専任しながら、勝利貢献度WAR(ベースボール・リファレンス版)はリーグ断トツの9.2を記録し、DHの歴代最高を更新した。一方で今季はなかなか数字が稼げなかったものの、ここにきて1.6まで上昇。防御率0.90で両リーグ1位の山本(1.5)を抜き、堂々のチームトップに浮上した。大谷自身の投手復帰はまだ見通しが立っていないが、昨季同様に打撃で再び圧倒的な成績を残すか注目される。

(Full-Count編集部)

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