大谷翔平、2試合ぶり9号2ラン “今季最速”打球速度190キロ…偉業達成の地は騒然、年間42発ペース

敵地マーリンズ戦「1番・DH」で出場
【MLB】マーリンズ ー ドジャース(日本時間6日・マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場。第3打席で2試合ぶりとなる今季9号2ランを放った。打球速度117.9マイル(約189.7キロ)はメジャーで今季最速の数値で、数々の“伝説”を打ち立てた地で新たな衝撃を残した。
3点リードで迎えた5回の第3打席、無死2塁のフルカウントから、2022年サイ・ヤング賞のサンディ・アルカンタラ投手の97.7マイル(約157.2キロ)の直球を弾丸ライナーで右翼席に運んだ。自軍のブルペンに着弾する一発に同僚たちもガッツポーズで大喜び。チームはリードを5点に広げた。
2023年3月にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一に輝き、2024年9月には史上初の「50-50」を達成した“記念”の球場で一発が飛び出した。第1打席は空振り三振を喫したが、第2打席はフルカウントから四球を選ぶと、今季10個目の盗塁を成功。5年連続7度目の2桁盗塁に到達していた。
4日(同5日)のブレーブス戦では3打数1安打。5回の第3打席では中堅へ飛距離は399フィート(約121.6メートル)の飛球を放ったが、広いスタジアムに阻まれた。データサイト「ベースボール・サーバント」によると、メジャー30球団の本拠地の中でドジャースタジアムを含めた9球場では本塁打になる打球だった。
大谷は真美子夫人が第1子を出産するため「父親リスト」に18日(同19日)から入っていたため2戦連続で欠場し、20日(同21日)のレンジャーズ戦で復帰。徐々に調子を上げ、7連勝中の期間は27打数11安打の打率.407、2本塁打、3打点、12得点をマークしてチームをけん引。4日(同5日)終了時点で今季は32試合で打率.294、8本塁打、11打点としていた。
昨年は自己最多の54本塁打を放ち2年連続2度目の本塁打王を獲得。この2試合ぶりの一発で、今季は年間42発ペースとなった。状態は右肩上がりの中、どこまで数字を伸ばしていくだろうか。