山中稜真が激白「恐怖と隣り合わせ」 1軍で感じる重圧…心に秘める中川圭太の言葉
オリックス・山中稜真(左)と中川圭太【写真:小林靖】4日まで13試合に出場…打率.150、1本塁打
迷う心を、“無敵の中川”の一言が吹き飛ばしてくれた。オリックスのドラフト4位・山中稜真捕手が、新人として史上初めて交流戦首位打者を獲得したチームの先輩、中川圭太外野手のアドバイスを胸にプレーを続けている。
「(プロで)何もわからない自分に、的確なアドバイスをくださるんです。すごく勉強になることばかりで、感謝しかありません」。尊敬する先輩に頭を垂れた。助言を受けたのは、オープン戦中盤の3月11日からの名古屋遠征だった。誘われた食事の席で、中川は「1年目の今の時期は、もう後先を考えずにいけるところまでいったらいいよ」という言葉を贈ってくれた。
山中は木更津中央高、青学大、三菱重工Eastから入団。春季キャンプでは堅実な守備と広角に強い打球を放つ打撃が評価され、岸田護監督からキャンプのMVPに選ばれた。7日の巨人戦(京セラドーム)から1軍に同行した直後でわからないことだらけの山中にとって、参考になる話ばかりだった。
開幕から1か月「初心のそういうところは薄れてきてしまって」
開幕して1か月。中川のアドバイスの意味が分かる場面がやってきた。4月最後の出場となった29日のロッテ戦(同)。「2番・左翼」で先発起用されたが、見逃しばかりで3三振を喫してしまった。
「豪快に振りにいけばいいところを、当てにいってしまったりする打席が続いていたので、あの日は積極的にいくという頭はあったのですが、シンプルにいけばいいのに余計なことを考えて、全部後手に回ってしまって。あそこまで何もできない打席が続いたのは初めてでした」と振り返る。
「圭太さんが言われた通り、突っ走るつもりでいたのですが、良くも悪くも慣れてきて周りが見えてきてしまうと、初心のそういうところは薄れてきてしまって」とも反省。春季キャンプから積極性をテーマに掲げて結果を出していたのに、結果を求めて歯車が狂い出してしまったのだった。
(北野正樹 / Masaki Kitano)