ド軍マイナーに眠る“金塊”「やっばい」 ドタバタ移籍で加入も…21歳有望株が証明する才能

ドジャースのマイク・シロタ(写真は大学時代)【写真:Getty Images】
ドジャースのマイク・シロタ(写真は大学時代)【写真:Getty Images】

レッズでプレーする前にドジャースへ移籍

 衝撃をもたらしたトレードは、両軍にとって“Win-Win”となるかもしれない? 1月にギャビン・ラックス内野手とのトレードでレッズからドジャースに移籍した21歳の若手有望株が、1Aで好成績を見せている。この活躍にSNSでは「順調に育って欲しい」「見ていて超楽しい」と盛り上がりを見せている。

 ラックスとのトレードでドジャースに移籍したのは、マイク・シロタ外野手。ノースイースタン大から2024年のドラフト3巡目でレッズ入りが決まったばかりだが、1月にラックスとのトレードが発表された。メジャーはもちろんマイナーでもプレーしていない中でドタバタ劇での移籍となった。

「正直、すごく不意を突かれた感じだよ。今起きていることは、とにかくクレイジーだ。まったく予想していなかったことだからね。実際、僕は(トレードの連絡を受けた)翌日にレッズの(トレーニング)施設にいくために出発するはずだったんだ。だから、『わかった、でもどうしたらいいんだろう』という感じだったよ」と当時心境を語っていた。

 オフにドジャースがキム・ヘソン内野手を獲得した影響もあり、レッズにトレードされる形となったラックスは、今季は新天地で打率.300と好成績。本人の「高校時代以来の楽しさ」というコメントなど、伸び伸びとした様子が話題を集めている。

 一方でシロタもまた1Aで好調だ。4日(日本時間5日)の試合終了時点で19試合に出場し77打数28安打、4本塁打15打点、打率.364、OPS1.131を記録。4日(同5日)の試合では4打数4安打、1本塁打1打点と躍動した。マイナーでの公式戦に今年から出場し始めたわけだが、いきなり存在感を示している。

 米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は4日(日本時間5日)の試合でシロタが放った三塁打の動画をX(旧ツイッター)で公開。ファンからは「彼が足で安打を稼ぐ姿は、見ていて超楽しい」「彼のためにラックスをトレードに出した際、ドジャースは自分たちが何をしているかわかっていた」「ラックス、ありがとう」「すごい活躍中! 楽しみすぎる選手! そして、めちゃんこイケメンじゃない?」「シロタやっばい」などのコメントが寄せられている。

 ヤンキースでプレーした16年間で通算236勝を挙げた左腕ホワイティ・フォードを大叔父に持つ21歳。かつてドジャースから2021年ドラフト16巡目で指名を受けていたが、ノースイースタン大へ進学した経緯がある。このため移籍後には「移籍先がドジャースだと聞いた時には、あまり驚かなかったよ。僕が高校生のころから、彼らは注目してくれていたからね」と語っていた。近い将来、大谷翔平投手らと同じ舞台に立つ日が来るかもしれない。

(Full-Count編集部)

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