西武・上田、5回10失点で降板「本当に申し訳ない」 初回から炎上…異例の起用に本拠地騒然

ソフトバンク戦に先発した西武・上田大河【写真:古川剛伊】
ソフトバンク戦に先発した西武・上田大河【写真:古川剛伊】

今季3試合目の登板で炎上

■ソフトバンク 10ー0 西武(6日・ベルーナドーム)

 西武の上田大河投手が6日、本拠地でのソフトバンク戦に先発。5回で117球を投げ、12安打4四球で10失点を喫する苦しい投球に。「いいリズムを作ることができず、チームには本当に申し訳ない気持ちです」と振り返った。

 今季3度目の先発となった初回、先頭の野村勇にフェンス直撃の二塁打を浴びると、柳町に左前適時打を浴びるなど、打者9人に対して4安打2四球で4失点。2回と3回は先頭打者を出塁させるも無失点に抑えたが、4回にも柳町の中前適時打で2点を失った。さらに5回にも5安打1四球で4失点。計10失点となり、なんとか5回を投げ抜いたところで交代となった。

 すべての回で先頭打者を出塁させる苦しい内容で、自責点は10。試合前に1.69だった防御率は6.89へ一気に悪化した。球団を通じて「初球に打たれる場面が多く、それ以外も打たれた球はすべて甘く入った球です。良いコースに投げられた球もあるなかで、その次の球が甘くなってしまいました。しっかりと内から外へと広げて投げることができませんでした」とコメントし、自らの投球内容を悔やんだ。

 大卒1年目の昨季は中継ぎを中心に17試合に登板。今季は4月に2試合に先発し、勝ち負けはつかなかったが、いずれも5回以上を投げて2失点以下に抑えていた。2年目の23歳右腕は、4月17日のオリックス戦以来の登板で、悪夢の炎上劇となってしまった。

(Full-Count編集部)

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