吉田正尚、遠のく復帰 痛み止めも効かず…米伝える現状、のしかかる128億円契約の重荷

開幕からIL入りのまま
負傷者リスト(IL)入りしているレッドソックスの吉田正尚外野手の右肩の状態が思わしくない。数日前にもキャッチボールで苦悶の表情を浮かべる場面が見られたばかりだが、米メディアがさらに厳しい現状を伝えている。
メジャー1年目の2023年は87試合で左翼を守った吉田だが、2024年は指名打者として101試合出場する一方、左翼の守備に就いたのは1試合のみ。肩の状態から守備機会が激減し、打撃でも打率.280、10本塁打、56打点と1年目よりも数字を落としていた。
今季はオープン戦でまずまずの成績を残すも、開幕からIL入り。新加入のアレックス・ブレグマン内野手が三塁を守り、ラファエル・デバース内野手がDHで固定。左翼はジャレン・デュラン外野手が守っていることで、吉田の立場は厳しくなっている。
そんな中、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のレッドソックス番記者ジェン・マカフリー記者は6日(日本時間7日)、自身のX(旧ツイッター)に「ヨシダは、彼が期待や予想していたような回復には至っていないと語った」と投稿。数日前に痛み止め注射を打ち、今後3日間は投球を控えるという。「打撃は問題ない感じだが、120フィート(約36メートル)投げるとまだ痛みを感じるという。乗り越えなければならない」と、依然として厳しい状態にあることを明かした。
4日(同5日)にも米ポッドキャスト番組「The 27th Ballplayer」の司会を務めるジョン・ニコラス氏が、キャッチボールで苦悶の表情を浮かべる吉田の様子をSNSに投稿したばかり。2023年の入団でレッドソックスと5年総額9000万ドル(約128億8800万円)の大型契約を結んだ吉田にとって、厳しいシーズンは続いている。
(Full-Count編集部)
