大谷翔平、怪我人を気遣う「勝ちたかった」 特大10号もサヨナラ敗戦「どこまで飛んでも一緒」

大谷が2本の同点打も…ド軍はサヨナラで敗れる「今日も何とか勝ちたかった」
■マーリンズ 5ー4 ドジャース(日本時間7日・マイアミ)
ドジャースの大谷翔平投手は6日(日本時間7日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、10号ソロを含む5打数2安打2打点の活躍を見せた。しかし試合にはサヨナラで敗れ、取材に応じた大谷は「何とか勝ちたかった」と振り返った。
昨年に「50-50」を達成した“伝説の地”で、またも本塁打を描いた。1点ビハインドで迎えた6回の第3打席、初球のスライダーを完璧に捉えると、球場は騒然。打球速度は109マイル(約175.4キロ)、飛距離403フィート(約122.8メートル)の一発で、豪快なバットフリップも飛び出した。
これで直近4試合で3本塁打。状態を問われた大谷は「毎回ああいうホームランが打てるわけではない。そういうのを求めていくと、振れ幅、バッティングの幅自体は狭くなってしまうので、基本的にホームランになるようなスイングはしますけど、どこまで飛んでも一緒なので、いいバッティングが出来れば、必然的にギリギリでもホームランになってくれるボールっていうのが増えてくるのかなと」と冷静に語った。
これでメジャーでは5年連続7度目となる2桁本塁打に到達。7度の2桁本塁打は松井秀喜氏に並んで日本人最多タイとなった。盗塁はすでに10個を記録しており、5年連続7度目となる2桁本塁打&2桁盗塁にも到達した。
6回には大谷とフリーマンの本塁打で逆転したが、その裏に2番手ガルシアが2失点して再逆転を許した。7回には大谷が1死一塁から同点適時打をマーク。そのまま延長戦に突入した。ドジャースは10回の攻撃で無得点に終わると、その裏にサヨナラ打を浴びて敗れた。
試合前にはテオスカー・ヘルナンデス外野手が負傷者リスト(IL)に入り、トミー・エドマン外野手に続いて主力野手が離脱となった。大谷は「もちろん全員が最後まで怪我無くできるならそれに越したことはないですけど、必ず長いシーズンなので、抜ける時は短いのか、長いのかは別として来ると思う」と離脱者を気遣った。「そういう意味では、今日も何とか勝ちたかったですけど、最後こういう形になってしまった。もう少し早めに攻めながら点数をとっていければ違ったのかな」と語った。
(Full-Count編集部)