温厚指揮官がブチギレ 眼鏡ぶん投げ“鬼の形相”…ファンは称賛「最高だ」

ペン、眼鏡を投げ捨て…顔を真っ赤にして球審に詰めよった指揮官
指揮官の激怒に、選手やファンから称賛の声があがっている。パドレスのマイク・シルト監督は5日(日本時間6日)、ヤンキースタジアムで行われたヤンキース戦で、審判に猛抗議して退場となった。広いストライクゾーンに選手たちが不満を募らせており、指揮官が“代弁”した形に。「最高だ」「これぞリーダーだ」とファンからは称賛の声が殺到した。
パドレスが3点を追う8回の攻撃、1死一、二塁からタティスJr.にカウント1-1から投じられた低めのチェンジアップがストライクと判定されると、タティスJr.はジャンプして納得いかない様子を見せた。これにはベンチのシルト監督も激怒。次の同じようなボールに手を出して空振り三振に倒れると、タティスJr.は審判の耳元で言葉を吐き、すぐに退場が告げられた。
ベンチに戻るタティスJr.と交代する形で出てきたのがシルト監督だ。メモ、ペン、そして眼鏡を順番に投げ捨てると、球審に詰め寄ってこれでもかと抗議。顔を真っ赤にし、球審を追いかけた。
シルト監督が退場となるのは、去年4月20日(日本時間21日)のブルージェイズ戦以来で、通算15度目。抗議に燃えたパドレスはその後、アラエスが四球を選び、マチャドとボガーツの連続適時打で4得点し逆転に成功。マチャドは試合後、「(シルトの怒りの抗議は)最高だったよ」と語った。
結果的には指揮官の激怒が打線に火をつける形となった。退場にはなったものの、X(旧ツイッター)のファンからは「シルト監督最高」「ブチギレ度が高まっている」「私もマイク・シルト並みに部下を擁護する上司が欲しい」「ガムが口から飛び出しそうな勢いだった」「スニッカー監督もたまにはこういう姿を見せてくれたら」「この会話を聞きたい」「これぞリーダーだ」と称賛の声があがっていた。
(Full-Count編集部)