カブス20億円男を「DFAしろ」 一夜で崩壊した防御率、米ドン引き「ジョークだろ」

ジャイアンツ戦に登板したカブスのライアン・プレスリー【写真:Getty Images】
ジャイアンツ戦に登板したカブスのライアン・プレスリー【写真:Getty Images】

1月にアストロズからトレード移籍…試合前は防御率2.08だった

【MLB】ジャイアンツ 14ー5 カブス(日本時間7日・シカゴ)

 衝撃の大炎上でファンの怒りが殺到した。カブスのライアン・プレスリー投手は6日(日本時間7日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦の延長11回から登板。しかし、1死もとれず5安打9失点(自責8)と滅多打ち。史上初の不名誉な記録も樹立し、米ファンからは「DFAしろ」「ジョークだろ」と批判の声が寄せられている。

 昨季までアストロズで活躍し、今年1月にトレード加入した36歳。今季年俸1400万ドル(約20億円)の右腕は新天地では守護神を任され、制球は荒れながらもこの日の試合前までに13試合に登板し、2勝1敗4セーブ、防御率2.08とまずまずの成績だった。しかし、1試合で文字通り“崩壊”する。

 延長11回にマウンドに上がり、いきなり連打を許して勝ち越される。さらにスクイズを決められ、打者走者もアウトにできず。無死一、二塁とまだピンチは続き、そこから四球、死球、安打、安打、安打で7失点。1アウトも取れず降板が告げられ、後続の投手が失点したことで計9失点(自責8)がついた。防御率は一気に7.62まで悪化している。

 米スポーツのデータやニュースを提供する「オプタ・スタッツ」によると、自責点が両リーグで公式記録になった1913年以降、1試合で自責8以上しながら1死も取れずに敗戦投手になるのは、この日のプレスリーが初だったという。

 試合後の取材に応じたプレスリーは「自分では投球をうまくコントロールできていたと思ってる。真ん中に甘く入るような球も投げてなかったし。でも、自分の仕事を果たせなかった。ただ今夜、自分だけが、仕事ができなかったんだ」と前を向いた。それでも、歴史的な炎上に米ファンは「クビにしろ」「1死取れずで9失点……現実なのか」「酷すぎる」「歴史を目撃してしまった」「Wow」と厳しい声が寄せられている。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY