タイガース、前田健太を“契約解除”…球団発表 ウェーバー通過後にFA、新天地模索へ

直近2試合は無失点投球も…2日にDFAとなっていた
タイガースは7日(日本時間8日)、前田健太投手をリリースしたと発表した。「アンコンディショナル・リリース・ウェーバー(無条件リリース・ウェーバー)に登録した」と公式X(旧ツイッター)で伝えた。前田は1日(同2日)にメジャー出場前提の40人枠から外す措置(DFA)となっていた。
ウェーバーで獲得を希望する球団が現れた場合、前田の契約は獲得球団に引き継がれることになるが、年俸1000万ドル(約14億3700万円)を出す球団が出てくることは考えにくい。前田がウェーバーを通過するのはほぼ確実で、今後はFAになって移籍先を模索する見込みだ。
FAとなった場合、メジャー球団は最低保証年俸(76万ドル、約1億900万円)で獲得することが可能に。最低保証年俸を差し引いた残りはタイガースに負担義務がある。
37歳の前田はドジャース、ツインズを経て昨オフに2年2400万ドル(約34億8700万円)でタイガースに加入。今季は先発ローテーション争いに敗れ、救援投手として開幕。初登板となった3月30日(同31日)のドジャース戦で2回2失点、続く登板でも1回3失点だった。直近2試合は無失点に抑えていたが、7試合登板で防御率7.88だった。チーム内では高給取りのベテランの立場は厳しく、DFAの措置が取られていた。
(Full-Count編集部)
