大谷翔平、あと1球から豪快11号ソロ 130m弾でリーグ2位タイに浮上…今季最長6戦連続安打

9回2死から…第5打席で意地の爆速弾を中堅右へ運んだ
■Dバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日・フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地のダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場すると、3点を追う9回2死の第5打席で2試合ぶりとなる11号を放った。ド派手な一撃に敵地は騒然となり、追い上げムードも漂ったが試合はそのまま3-5で敗れた。
2-5の9回2死、同地区球団相手で敵軍ファンから「Beat LA!」のコールが響くなか、大谷が第5打席で中堅右へ飛び込む弾丸ライナーの一発を放り込んだ。2ストライクと追い込まれた状況で、敗戦へ“あと1球”の状況から衝撃の一発をお見舞いした。
打球速度は112.9マイル(約181.7キロ)、飛距離426フィート(約129.8メートル)、角度は22度だった。初回の第1打席は中飛、3回1死の第2打席は左飛だった。5回2死の第3打席は強烈な打球も、相手の好守にあって二ゴロだった。第4打席は三振に倒れており、意地のアーチとなった。
今季11号としてコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)に並ぶリーグ2位タイに浮上。リーグトップは12本塁打のカイル・シュワーバー(フィリーズ)に1本差とした。現在、シーズン46発ペースとなっている。
これで今季最長6試合連続安打とした。試合前時点で打率.299、10本塁打、15打点、10盗塁、OPS1.031だった。同時点で5月の月間成績も6試合で22打数8安打の打率.364、3本塁打、5打点、1盗塁で、さらに長打率.955、OPS1.455。昨季のナ・リーグMVPが、いよいよ打撃の調子を上げてきている。