ド軍で防御率14.54「DFAにするしかない」 25歳右腕に残されていなかった選択肢

ドジャースがDFAとしたヨエンドリス・ゴメス
ドジャースは6日(日本時間7日)、ヨエンドリス・ゴメス投手をDFA(事実上の戦力外)としたことを発表した。入団してからわずか2週間だったが、移籍後の成績は3試合に登板して防御率14.54と苦戦。米メディアが右腕の今後を予想している。
ゴメスは4月22日(同23日)にヤンキースをDFAとなり、ウェーバーにかけられた際にドジャースが獲得した。ヤンキースでは6試合に登板して防御率2.70だった。26日(同27日)のパイレーツ戦では3イニング無失点でメジャー初セーブを挙げたが、30日(同5月1日)のマーリンズ戦では本塁打を浴びるなど4失点。5日(同6日)のマーリンズ戦では3ランを含む4安打を浴び、1死しか奪えず3失点で降板となっていた。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「ゴメスが不調になった際、ヤンキースもドジャースも彼をDFAにするしか選択肢がなかった。彼のマイナー(降格)オプションは切れており、ウェーバーを通さないと3Aに降格させることができない」と説明。25歳のゴメスはメジャーデビューこそ2023年だが、2021年から3度のマイナーオプションが使い切られており、マイナーでプレーさせるにしても一度DFAとするしかない状態だった。
同サイトは「先発陣の層を強化したいチームや、ロングリリーフとして起用したいチームは手頃なトレードかウェーバー経由で獲得することが可能だ」と指摘。ウェーバーを通過したあと手を上げる球団がいなければ、サービスタイムが足りていないため、FAにはならずドジャースの3Aに所属することになる。
(Full-Count編集部)
