山本由伸が「シーズン0本男に…」 ワーストタイ記録…敵軍メディアも「珍しい登板」

満塁&ソロを被弾…防御率0.90→1.80に
■Dバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日・フェニックス)
ドジャースの山本由伸投手が8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発したが、満塁弾を含む2発を浴びるなど5回6安打、今季ワーストの5失点で降板した。
試合前まで7試合で4勝2敗、メジャートップの防御率0.90だった山本。両軍無得点の5回に2四死球などで無死満塁のピンチを招くと、今季本塁打ゼロだったモレノに1号グランドスラムを許した。5回にはマルテにソロを浴びた。この回を投げ切ってマウンドをおり、防御率1.80となった。
ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は自身のX(旧ツイッター)に「シーズン0本男にグランドスラムを許したことはいまだに信じられない」と投稿。米ポッドキャスト番組「The Big Leagues Daily」で司会を務めるダン・クラーク氏も、満塁弾直後に「あの1球で防御率が等しく倍に(0.84から1.67)悪化した」と綴った。
一方で地元メディア「PHNX Arizona Diamondbacks」は「ガブリエル・モレノ捕手が今シーズン初本塁打を放った。最高のタイミングで打った」。ダイヤモンドバックス向け放送局「DバックスTV」では実況担当者が「ヤマモトにとっては珍しい登板でした。自責点5はキャリア最悪のタイ記録、(1試合)2被本塁打もキャリア最悪タイ、被安打6もキャリア最悪まであと1本でした」と伝えた。
抜群の安定感を誇っていただけに、米メディアも驚きを隠せなかった。
(Full-Count編集部)