山本由伸は「あまりキレがなかった」 ロバーツ監督指摘…満塁弾含む2被弾5失点で3敗目

Dバックス戦に先発したドジャースの山本由伸【写真:ロイター】
Dバックス戦に先発したドジャースの山本由伸【写真:ロイター】

ダイヤモンドバックス戦

【MLB】Dバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日・フェニックス)

 ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発するも、2被弾を喫して5回5失点で3敗目を喫した。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「いつものようなキレがなかった」と右腕の投球を振り返った。

 試合前の時点でメジャートップとなる防御率0.90だった山本は、序盤は快投を披露。2回には2死から連打で一、二塁のピンチを招くも、8番トーマスをカーブで三振に仕留めた。3回には先頭ぺルドモに安打を浴びるも、キャロルを一ゴロ、マルテを併殺打に打ち取り無失点だった。

 しかし4回、先頭スミスにこの日初めてとなる四球を与えると、内野安打、死球で満塁とし、モレノに右翼席への満塁弾を浴びた。満塁弾を浴びるのはメジャーで初。5月初失点に、マウンド上で呆然としていた。

 ロバーツ監督は「いつものようなキレがなかった」とし、「スミス相手にカウント3-2で変化球を投じた場面もそう。その場面で三振を奪えていれば、違ったイニング、そして違った試合になっていただろう」と話した。

 5回には1死からマルテに内角カットボールを上手く右翼席へ運ばれ、5失点目。1試合2被弾は3月28日(同29日)の本拠地・タイガース戦以来、今季2度目となった。指揮官は「モレノの場面に関しては、正直言ってカットボールに対して逆方向にとてもいいスイングをされたと思う。マルテに打たれた球も内角低めに投じられたいい球だった」と相手打者を称賛しつつ、「でも、全体的に見れば今日はあまりキレがなかった」とした。

 ドジャースは怪我人が相次いでおり、山本は今季初となる中5日での登板。本人は試合後「そこは特に全く問題ないです」と影響を否定した。指揮官も「去年も経験しているし、疲労が原因だとは思わない。立ち上がりの速球はよかったと思う」と語った。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY