遠のいたCY賞…5失点“炎上”の山本由伸にLAメディアは落胆「良くない」

5回降板となったドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
5回降板となったドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

防御率はメジャー全体6位…ナでは千賀滉大に次ぐ2位

■Dバックス ー ドジャース(日本時間9日・フェニックス)

 痛すぎる結果となった。ドジャース・山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発するも、2被弾を喫して5回5失点。防御率はメジャートップから陥落し、1.80まで悪化した。地元メディアは「サイ・ヤング賞争いにとっては良くない……」と落胆している。

 今季初めて中5日で上がったマウンド。初回を3者凡退にしたものの、2回には2死から連打でピンチを招いた。しかし、ここからギアを上げて3回までゼロに抑えた。ただ4回、四球、内野安打、死球で無死満塁となり、ガブリエル・モレノ捕手にまさかの満塁弾を被弾。さらに5回にはケテル・マルテ内野手にもソロを浴びた。

 5回5失点の“炎上”となり、試合前の段階で0.90でメジャートップだった防御率は倍増の1.80まで悪化した。メジャー全体6位、ナ・リーグでは千賀滉大投手(メッツ)の1.16に次ぐ2位となった。

 依然として優秀な数字ではあるものの、MVP投票などで重要視される勝利貢献度WAR(ベースボール・リファレンス版)は1.5で8位だっただけに、山本にとっての大きなアピールポイントは防御率だった。それもあってか、まさかの結果にドジャース専門メディア「ドジャーネーション」は「サイ・ヤング賞争いにとって良くない……」と嘆き、日本人初の快挙を目指す右腕の大量失点を悔やんだ。

(Full-Count編集部)

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