ド軍25億円男が痛恨併殺に「吐き気がする」 反撃の絶好機潰し…5月打率.048の苦悩

ドジャースのマイケル・コンフォート【写真:Getty Images】
ドジャースのマイケル・コンフォート【写真:Getty Images】

コンフォートは3点差の8回1死一、三塁で二ゴロ併殺打

【MLB】Dバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日・フェニックス)

 ドジャースのマイケル・コンフォート外野手は8日(日本時間9日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に「7番・左翼」で先発出場し、3打数で3試合連続無安打に終わった。打率.135となった。

 最大の反撃機が一瞬でしぼんだ。5点を追う8回。2点を返し、なおも1死一、三塁。98.6マイルの高めフォーシームを強打したが、二塁・マルテへ。二ゴロ併殺打に倒れた。

「本当に悔しいです。吐き気がする。とにかく頑張り続けるしかありません」。日米メディアに囲まれた通算169発男は失意の言葉を繰り返した。

 1年1700万ドル(約24億8100万円)でドジャース入り。開幕から6試合連続安打と好発進したかに見えたが、長くは続かなかった。4月25日(同26日)の本拠地・パイレーツ戦から8戦連続無安打を記録。5月は21打数1安打の打率.048と当たりが止まっている。

「確かにフラストレーションはある。今日は強い打球がいくつか打てて嬉しかった。でも、チームの勢いがある状況だったのに、あのボールを打てなかったのは悔しい」。大きな目をギョロッと光らせた。

 4月末の試合では従来のバットに比べ、ボールを捉える芯の部分が太い「魚雷(トルピード)バット」を試したりもした。メジャー11年目の32歳は、「強い打球を打てるように。とにかく、とにかく頑張り続けるしかない。とにかく、もっと安定して、ボールの芯に当てるように」と、自らに言い聞かせるように語った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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