由伸・朗希に迫る“負のスパイラル” ド軍放送局が指摘する弱点「全体に影響する」

Dバックス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】
Dバックス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:荒川祐史】

今季初の中5日で自己ワーストの5失点

【MLB】Dバックス 5ー3 ドジャース(日本時間9日・フェニックス)

 ドジャースの山本由伸投手は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、2被弾を喫して5回5失点で3敗目を喫した。5失点はメジャー移籍後で自己ワースト記録だが、地元メディアはドジャースのチーム事情が悪循環を招いていることを指摘する。

 今季初の中5日での登板となった山本は、3回まではゼロに抑えた。しかし4回に四球、内野安打、死球で無死満塁のピンチを招くと、ガブリエル・モレノ捕手に痛恨の満塁弾を浴びた。さらに5回にはケテル・マルテ内野手にもソロを被弾。レギュラーシーズンでの5失点は昨年3月に韓国で行われたパドレス戦以来だった。

 中5日について山本は試合後に「そこは特に全く問題ないです」と影響を否定。ただ、ドジャースはブレイク・スネル投手、タイラー・グラスノー投手が負傷で離脱中。ブルペンにも離脱者が出ており、投手のやりくりは厳しい状況だ。

 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」は8日(同9日)の試合中、この状況について実況のスティーブン・ネルソン氏は「今晩はヤマモトにとってキャリア最悪の登板でした」と言及。かつてドジャースの内野手だった解説者のエリック・キャロス氏は「明日はササキが登板します。5回か6回を投げてくれることを期待していますが、(無理をさせられないので)どうなるかわかりません」と、初の中5日に臨む佐々木朗希投手に懸念を示した。

 さらに11日(日本時間12日)には故障明けのトニ―・ゴンソリン投手の先発予定で「彼も休養が少ない状態で投げます。なので、(1試合の)登板が投手陣全体に影響するのです」と指摘。「中5日なんて影響がないと言う人もいますが、ルーティンというものがあります。恐らくたいていの場合は(中5日でも)大丈夫でしょう。そして今後も、中5日で投げないといけないでしょう。でも、影響があるはずです。彼を責めるのは不公平だと思います」と続け、山本をかばった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY