決勝3ランの大谷翔平「素晴らしい最終回」 9回6得点に誇り「みんな諦めず後ろつないだ」

11-11の9回1死一、二塁から右越え3ランにバット放り投げ両手を上げた
【MLB】ドジャース 14ー11 Dバックス(日本時間10日・フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、9回の第6打席に2試合連発となる決勝の12号3ランを放った。試合後のインタビューでは「なかなかあるような展開ではなかったですけど、最後まで粘り強くみんな諦めずに後ろにつないで、最後ああいう形で自分が決まりましたけど、それまでの追いつく過程が素晴らしかったと思います」と喜んだ。
11-11の9回1死一、二塁で迎えた第6打席だった。代わったばかりのトンプソンのスプリットを完璧に救い上げると、打った瞬間にバットを放り投げ両手を上げて“確信”。打球速度113マイル(約181.86キロ)、飛距離426フィート(約129.84メートル)、角度26度のアーチに敵地は騒然となった。「(トンプソンは)動き的にも珍しいというかボールの動きも独特で素晴らしい投手なので、最終的にはああいう形になりましたけど、何とかコンタクトすることを心がけていきました」と大谷。シーズン49発ペースとなった。
最大5点リードを追いつかれる乱打戦も、3点を追う9回に一挙6得点の展開に「こういう攻撃ができると最後まで諦めない気持ちが出てきますし、相手にとっても脅威的なのではと思うので本当に素晴らしい最終回だったと思います」と胸を張った。
この日は初回の第1打席に中越え二塁打で今季最長を更新する7試合連続安打をマーク。メジャー30球団の本拠地のうち28球団なら本塁打という当たりだった。2-3の2死一塁で迎えた第2打席は高めを打って左中間を破る同点の適時二塁打。6打席目にアーチを架け、今季6度目の1試合3安打で打率は.304に急上昇した。
(Full-Count編集部)