衝撃の年間135敗ペース…弱小軍団が直面した“現実” 米お手上げ「マイナー以下」

ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:Getty Images】
ロッキーズのバド・ブラック監督【写真:Getty Images】

開幕37試合での31敗は1988年のオリオールズ以来

 歴史的ペースで黒星を積み上げている。ロッキーズは8日(日本時間9日)、本拠地で行われたタイガースとのダブルヘッダーに連敗。今季成績を6勝31敗、勝率.182とした。開幕から全くいいところがなく、これで年間135敗ペース。「このチームは嫌いだ」「マイナー以下」と厳しい声が寄せられている。

 今季開幕前から強豪ひしめくナ・リーグ西地区で苦戦は必至だったが、開幕3試合目から6連敗を喫し、11日(同12日)からは8連敗。20日(21日)のダブルヘッダー第2試合目で白星を飾るも、再び8連敗。4月30日(同5月1日)のブレーブス戦、5月1日(同2日)のジャイアンツ戦で今季初の連勝を飾ったかと思いきや、また6連敗となっている。

 米データ会社「コーディファイ」によると、開幕37試合時点での31敗は1988年のオリオールズ以来2球団目の不名誉な記録だという。同年のオリオールズには伝説のカル・リプケンJr.やエディ・マレー、フレッド・リンらがおり、最後は持ち直し(?)54勝107敗、勝率.335だったが、今季のロッキーズは果たして立て直せるのか……。

 本来は打者天国と言われる本拠地を持ちながら、チーム打率.211は30球団ワースト、OPS.623はワースト2位とさっぱり。先発陣の防御率も6.84でぶっちぎりのワーストに沈み、投打に見どころがない状況。米ファンも「去年のホワイトソックスより酷いのか……」「自分たちは何を見せられているのか」「酷い」「クレイジーだよ……クレイジー」と絶望的な様子。今季のポストシーズン進出確率は0.0%となっている中、果たしてここから白星を増やせるだろうか。

(Full-Count編集部)

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