大谷翔平、乱打戦の9回“確信”勝ち越し3ラン 両手上げ大喜び…2試合連発でMLBトップ12号

1、2打席目はともに二塁打…今季6度目の1試合3安打で打率.304に急上昇
【MLB】ドジャース 14ー11 Dバックス(日本時間10日・フェニックス)
ドジャースの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、第6打席に2試合連発となる12号勝ち越し3ランを放った。この一発でドジャースも大逆転勝利。26勝13敗で地区首位をキープした。
初回の第1打席は、左腕ロドリゲスのスライダーを捉える中越え二塁打で今季最長を更新する7試合連続安打をマーク。メジャー30球団の本拠地のうち28球団なら本塁打という当たりだった。ベッツの左前打で三塁に進むと、フリーマンの中犠飛で先制のホームを踏んだ。2-3の2死一塁で迎えた第2打席は高めを打って左中間を破る適時二塁打を放って同点とした。
7-3の3回無死満塁で迎えた第3打席と、8-4の5回2死の第4打席はいずれも空振り三振に倒れ、8-9の8回1死の第5打席は右飛だった。しかし11-11の9回1死一、二塁での第6打席、代わったばかりのトンプソンのスプリットを完璧に救い上げた。打った瞬間、バットを放り投げ両手を上げて大喜び。打球速度113マイル(約181.86キロ)、飛距離426フィート(約129.84メートル)、角度26度のアーチに敵地は騒然。シーズン49発ペースで、今季6度目の1試合3安打となり、打率は.304に急上昇した。
12本塁打はこれでカイル・シュワーバー(フィリーズ)に並びナ・リーグトップに浮上。メジャー全体でもアーロン・ジャッジ(ヤンキース)、カル・ローリー(マリナーズ)に並びトップとなった。
8日(同9日)の同戦は、2-5の9回2死で迎えた第5打席に中堅右へ打球速度112.9マイル(約181.7キロ)、飛距離426フィート(約129.8メートル)、角度22度の弾丸ライナーでの11号を放り込むなど5打数1安打だった。
試合前時点で打率.296、11本塁打、16打点、10盗塁、OPS1.032だった。同時点で5月の月間成績も7試合で25打数9安打の打率.333、4本塁打、6打点、1盗塁で、さらに長打率.926。昨季のナ・リーグMVPが、好調をキープしている。