大谷翔平が“仕上げた”ド軍の史上初 120年余りで「0回」、敵地で打ち立てた偉業

劇的な試合展開は初の偉業だった
【MLB】ドジャース 14ー11 Dバックス(日本時間10日・フェニックス)
あまりにも劇的な試合は120年余りの歴史で初めてだった。ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦で乱打戦の末に大谷翔平投手の決勝弾で勝利を飾った。このシーソーゲームは、1900年以後で初の展開だった。
ドジャースは初回にフレディ・フリーマン内野手の犠飛で先制するも、先発の佐々木朗希投手が裏に2本塁打を浴びて1-3に。しかし、打線の爆発で3回までに8-3とリード。だが、5回にアンソニー・バンダ投手が満塁弾を浴びるなどで8回までに8-11に。しかし、9回に怒涛の4連打で追いつくと、大谷の決勝3ランが飛び出して14-11で勝利をつかんだ。
米スポーツメディア「オプタ・スタッツ」は同日の試合後、X(旧ツイッター)で、この試合展開について言及。「先制点を取り、(逆転されて)2点差以上を追いかけ、(逆転して)5点以上リードするも、(再び逆転されて)3点以上を追いかけ、(再び逆転して)3点以上リードする」事態が1試合で起きたのは、メジャーリーグの歴史では1900年以後では唯一のチームだと記した。
この劇的な勝利で、ドジャースは26勝13敗で地区首位をキープ。12号を放った大谷も両リーグでトップタイとした。新たな歴史を刻む勝利で、ワールドシリーズ連覇に向けてチームは勢いづいてきた。
(Full-Count編集部)