大谷翔平のエ軍入団は「正しかった」 勝利と“無縁”も…代理人が今明かす理由

エンゼルス時代の大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス時代の大谷翔平【写真:ロイター】

代理人が語った大谷のエンゼルス時代

 ドジャースの大谷翔平投手がメジャーリーガーとしてのキャリアを始めたのは、決して強いとは言えないエンゼルスだった。勝てないチームは日本のファンから「なおエ」と揶揄されることもあったが、代理人ネズ・バレロ氏は地元紙の取材に「そこが正しい場所だった」と強調する。

 大谷が在籍した2018年~2023年の間、エンゼルスは1度も勝ち越すことができなかった。日本のファンの間では「大谷は活躍した。なお、エンゼルスは敗れた」を略した「なおエ」というネットスラングが流行した。

 しかし、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」の取材に対し、代理人のバレロ氏は、メジャー最初の球団としてエンゼルスを選んだことに「そこが正しい場所だった」と繰り返した。

 日本では投打の“二刀流”で結果を残した大谷だったが、メジャー挑戦では懐疑的な見方も根強かった。同紙はエンゼルスについて「オオタニが最初のスプリングトレーニングではあまりに粗削りでマイナーへ降格させるべきなのではという質問を受けた後でも、オオタニを二刀流選手として開花させるという彼らの決意は揺らがなかった」と評価する。

 バレロ氏も同紙の取材に「またもう一度、全部やり直さなければならないとしても、我々は全く同じ方法でやった」と断言。「我々は当時エンゼルスを選んだだろう。そこが正しい場所だった、あの集団もマイク(ソーシア監督)もチームも。エンゼルスはオオタニに、ある機会を与えた。彼らはオオタニを諦めなかった。オオタニは厳しいスプリングトレーニングを過ごした」と述べ、2018年のオープン戦では投打で不振だったにも関わらず、二刀流を継続させたチームを称えた。

 続けてバレロ氏は、メジャーリーガーとして大成功を果たした現在について「今は彼にとってドジャースが正しい居場所だ」と語っている。エンゼルスとの契約最終年が始まる前の時点で、バレロ氏と大谷はエンゼルスと契約延長はしないと決めていたという。

(Full-Count編集部)

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