菊池雄星がアクシデント降板　6回途中1失点、初勝利の権利も…右足首を痛めたか

敵地・ドジャース戦、6回途中まで1失点

【MLB】ドジャース ー エンゼルス（日本時間19日・ロサンゼルス）

　エンゼルスの菊池雄星投手が18日（日本時間19日）、敵地で行われたドジャース戦に今季10試合目の先発登板。6回途中3安打1失点と好投し、移籍後初勝利の権利を持って降板した。

　初回は先頭の大谷翔平投手を中飛に打ち取り、2死からウィル・スミス捕手に四球を与えたもののフレディ・フリーマン内野手を空振り三振に仕留める上々の立ち上がり。3回、大谷にこの試合初安打を許したが後続を断った。

　4回まで2安打6奪三振無失点の快投も、4点リードの5回につかまった。四球と失策で2死二塁のピンチを招き、大谷に右前適時打を許して失点。なおも2死満塁と一発が出れば逆転の場面で、フリーマンを左飛に打ち取ってピンチを脱した。

　6回1死、トミー・エドマン内野手を一ゴロに打ち取ったが、一塁ベースカバーに入った際にエドマンと交錯。ベースを踏んだ際に右足首を捻ったようにも見え、痛そうに顔をしかめた。そのままベンチに下がって降板。結局5回2/3で98球を投げ3安打1失点、今季最多7奪三振の力投で、救援陣に後を託した。

　菊池はアストロズからFAとなった昨オフ、3年総額6300万ドル（約91億5000万円）でエンゼルス入り。3月27日（同28日）の敵地・ホワイトソックス戦で開幕投手を務めたが、6回5安打3失点。前回12日（同13日）の敵地・パドレス戦は6回7安打4失点（自責2）で勝ち負けつかずだった。過去9先発で5度のクオリティスタート（6回投げて自責点3以下）を記録しながら、ここまで白星に恵まれなかった。