“大谷超え”ソトに指揮官は苛立ち 怠慢プレーで黒星直結…1112億円も打率.248と不振

メッツのフアン・ソト【写真:Getty Images】
メッツのフアン・ソト【写真:Getty Images】

先発した千賀滉大は6回3失点QSも3敗目

【MLB】Rソックス 3ー1 メッツ(日本時間20日・ボストン)

 メッツは19日(日本時間20日)、敵地で行われたレッドソックス戦に1-3で敗れた。先発の千賀滉大投手は序盤に崩れながらも6回3失点にまとめたが、味方打線が8安打を放ちながらも1得点に終わった。試合後、槍玉に挙がったのは、緩慢走塁を見せたフアン・ソト外野手のプレーだった。

 1-3で迎えた6回、先頭のソトはフルカウントから左翼方向に特大の飛球を放った。自身は打った瞬間に手応えがあったのか、“確信歩き”をしながらボールの行方を見つめていた。しかし、この日は気温12度で風も強く、押し戻されてフェンウェイ・パーク名物の「グリーンモンスター」上部に直撃。まさかのシングルヒットに終わった。

 少なくとも二塁までは到達できた当たり。その後メッツは四球で一、二塁の好機を作ったが無得点に終わり、そのまま試合に敗れた。

 試合後に地元放送局「SNY」のインタビューに登場したカルロス・メンドーサ監督は憤った表情を見せ、「私たちは彼と(緩慢走塁について)話をする。フアンは(本塁打を)打ったらわかる選手だ。彼はいったと思っていた。でも、風で。特にこの球場にはあの壁があるから、走らないといけない。私たちは話をするよ」と、緩慢走塁を見せたソトに苦言を呈した。

 昨オフにヤンキースからFAとなり、15年総額7億6500万ドル(約1112億円)でメッツ入りした天才打者。ドジャース・大谷翔平投手を抜くプロスポーツ史上最高額契約を手にしたものの、この日の試合を終えて打率.246、8本塁打、OPS.815と本来の姿を見せられていない。高給取りとあって、ファンのフラストレーションも徐々に募っている。

【実際の様子】ソトは確信も…まさかのフェン直で単打 指揮官苦言の“怠慢プレー”

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