大谷翔平から「走れ!」 満塁機でまさかの本盗サイン…キム・ヘソンを助けた“イジリ”
ドジャース・大谷翔平(左)とキム・ヘソン【写真:荒川祐史】ドジャースのキム・ヘソンは9打席連続出塁など存在感、大谷翔平から気遣いも
ドジャースの新戦力として活躍しているのが、韓国人キム・ヘソン内野手だ。オープン戦は15試合で打率.207と結果を出せず。開幕こそマイナーで迎えたが、5月3日に初昇格。15日(日本時間16日)の本拠地・アスレチックス戦の第1打席から球団新人記録に並ぶ9打席連続出塁を記録するなど「恐怖の9番打者」として存在感を見せている。
シーズン途中からのメジャー合流。チームへの溶け込みへ、大谷翔平投手も一役買っているようだ。出場4試合目となった9日(同10日)の敵地・マーリンズ戦。7回2死満塁の大チャンスで、キムは三塁走者、大谷は二塁走者だった。その時だった。二塁ベース上の大谷は本塁方向へ顎を“クイッ”。「走れ! 走れ!」とのポーズを繰り返した。
打者は主力のフリーマン。本盗のサインは当然ジョークだったが、メジャー昇格したばかりで緊張の連続だったキムにとって、試合中の“イジリ”で気持ちが軽くなったようだ。「とてもいい人。いつも楽しんでいて、いい雰囲気を作ってくれるのでいい選手です」。26歳に柔和な笑みが広がった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)