大谷とHR王争いした姿はどこへ…71億円男が絶望の打率.180… トレード需要に“自虐”

ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.【写真:Getty Images】
ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.【写真:Getty Images】

弱小ホワイトソックスとともに低迷

 かつてのライバルが弱小球団の中で無残なことになっている。2023年にエンゼルス時代の大谷翔平投手とア・リーグ本塁打王を争った時期もあるホワイトソックスのルイス・ロバートJr.外野手は夏場にトレード要員として取り沙汰されているが、自身は不調によって「僕に賭けてみようとする人は誰もいない」と自虐コメントを残す程までに低迷している。

 キューバ出身で27歳のロバートJr.は2023年、ア・リーグ3位の38本塁打を記録し、エンゼルスで44本塁打を放った大谷とタイトル争いを盛り上げた。しかし、昨季は121敗を喫したチームとともに自身も低迷し、打率.224、14本塁打35打点に終わった。今季は打率.180、5本塁打18打点とさらに落ち込んでいる。

 MLB公式サイトは20日(日本時間21日)、ロバートJr.が置かれている状況を報じた。トレード期限は7月31日(同8月1日)でチーム事情からもトレード要員として予想される中、本人は取材に対して自虐的な言葉を残した。

 怪我ではないが成績不振が続いている状況に、ロバートJr.は「今この時点では、僕のシーズンの進み具合的に、僕に賭けてみようとする人(チーム)は誰もいないと思う」とコメント。トレード市場で自身の需要が低いとみており、「僕の頭の中にあるのは成長することだけ。ほかのことは考えられないよ」と語っていた。

 6年5000万ドル(約71億2700万円)の契約が今季で終了となり、今季年俸は1500万ドル(約21億3800万円)。同記事は「ホワイトソックスの長期プランに入っていない」と指摘。一方、微妙な立場にあるロバートJr.本人は「ここにいるみんなは、毎日結果を出すために懸命にプレーしている。懸命にプレーしているときに、結果がついてこなければ、間違いなくそれは少し悲しいことだね」とだけ語っていた。今季もチームは既に、ア・リーグ中地区では唯一の負け越しで大差の最下位。ロバートJr.とチームにとって最良の選択肢が巡ってくることはあるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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