未だ9勝のロッキーズ、悲惨さを示す「9の事実」 打者天国から一転…絶望の“歴史的貧打”

ロッキーズのウォーレン・シェーファー監督代行【写真:Getty Images】
ロッキーズのウォーレン・シェーファー監督代行【写真:Getty Images】

まだ9勝のロッキーズに“判明”した衝撃の9選

 9勝47敗と苦しむロッキーズに“浮かんだ”9選を、スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が紹介している。28日(日本時間29日)は敵地でのカブス戦に1-2で敗戦。今季9度目のスイープ負けを喫し、6月を迎える直前でまだ9勝。年間は136敗ペースとなっている。

 同メディアは「数字で見るロッキーズ:歴史的に見ても悲惨なシーズンを物語る9つのスタッツ」として“悲惨”な状態を紹介している。

 1つ目は「開幕スタメンと同じラインナップは開幕戦と次の試合だけで、勝ったのは開幕2試合目だけ」だと言及。いかにメンバーが固定されていないかを表している。2つ目は「WAR(選手の勝利貢献度)がプラスなのは2つのポジションだけ」だということだ。

 3つ目は「平均得点」で今季はパイレーツに次ぐMLBワースト2位。同メディアは「打者有利で知られるクアーズフィールドが本拠地なのに衝撃的に低い」と言及している。4つ目は「2か月での勝ち星9」で、「4月4勝、5月4勝。昨年、近代野球史上最多の黒星を喫したホワイトソックスでさえ、5月末の段階で15勝していた」と同メディアは嘆いている。

 5つ目は「ロースターに登録されているメジャーFAの人数」である。ロッキーズは現在、26人ロースターのうち15人が生え抜きでメジャー最多。FA加入の選手は5人しかいない。6つ目は防御率が6点以上の先発投手の人数」である。今季は先発投手8人を起用。そのうち、ベテランのアントニオ・センザテーラ投手、ヘルマン・マルケス投手を含む6投手が防御率6.00以上になっている。

 7つ目には「セーブ数」が挙げられ、セーブ失敗の数も同じ。8つ目は「チーム最長の連敗」。今季のロッキーズは8連敗を3度記録するなど、なかなか連敗を止められていない。そして最後の9つ目には「スイープされた回数」が挙げられる。ロッキーズは今季18カードを戦い、全てで負け越し。そのうち9カードでスイープされていると同メディアは指摘。とにかく勝ち星が欲しい状態が続いている。

(Full-Count編集部)

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