ド軍の“消えた”147億円…「6/30」が示す惨状 米メディア指摘「ツケを払っている」

故障者が続出のド軍…米メディア、離脱の総額が「6チームの年俸を上回っている」
計14投手が故障者リスト(IL)入りするドジャース。米ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」のX(旧ツイッター)では「ドジャースは現在、1億200万ドル(約146億6500万円)相当の才能ある選手たちが負傷者リストに入っている」と言及されている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のXでは「負傷しているドジャース投手陣の年俸総額(1億200万ドル)は(30チーム中)6チーム(ガーディアンズ、レイズ、パイレーツ、アスレチックス、マーリンズ、ホワイトソックス)の年俸総額を上回っている」と紹介している。
同ポッドキャストで司会を務めるアラナ・リゾさんは「私たちは今、昨年10月のツケを払っている」と嘆いた。リゾさんはワールドシリーズを制覇した昨年に撮影された救援陣の集合写真に注目し「バンダ、カスペリアス、ベシアしか残っていませんね。他の選手は皆、引退か怪我か……あるいは月へ送られたかです」と説明した。
「私たちは今、昨年10月のツケを払っているんです。投手だけではなく、多くの選手が限界に近い状態でした。フリーマンは満身創痍でプレーしていた。昨年10月は色々なことが起きていました。もちろんワールドシリーズを制覇し、究極の目標を達成しました。でも、その結果どうなったかというのが、今みなさんが目にしている状態です」
共同司会のクリント・パシーヤス氏も「そう。才能ある選手がたくさん負傷者リスト入りしている。これこそがドジャースの強さが分かる要素で、リーグ中のチームが気分を害する要素です」と話した。「ドジャースは投手だけで年俸1億200万ドル(約146億6500万円)分の選手が不在なのに、それでも選手層は十分で、ナ・リーグ西地区ではまだ2ゲーム差の首位なんです」。
ただ、このままではシーズンを終えるのは厳しいとされ「今、負傷者リストに入っている先発投手の不在は問題です。以前マーク・プライアー(投手コーチ)と話しましたが、スネルはかなり投球回数を稼いでくれる投手として期待されていましたから。(先発投手の怪我で)ブルペンに予期していなかった影響が出ています」と“悪循環”を指摘した。
(Full-Count編集部)