中日に「申し訳ない気持ちでいっぱい」 金銭トレードで移籍…岩崎の胸中「声援のおかげで」

金銭トレードでオリックスに移籍
中日は30日、岩崎翔投手がオリックスへ金銭トレードで移籍したことを発表した。2022年から4年間在籍した右腕は、トミー・ジョン手術なども経験し、満足のいく成績は残せなかった。電撃移籍が決まり、「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と中日ファンに“謝罪”した。
青天の霹靂だった。中日とオリックスの両球団は午後4時頃に岩崎のトレード成立を発表。今季成績は4登板で1勝0敗0ホールド、防御率2.08だった。
2008年高校生ドラフト1位でソフトバンクに入団し、2017年、72試合に登板して46ホールドポイントをマークし、最優秀中継ぎ賞にも輝いた。しかし、中日からFA移籍した又吉克樹投手の人的補償で移籍すると、加入1年目の2022年に右肘内側側副靱帯再建術を受け、オフに育成契約。復帰まで約1年半を要し、2024年6月に支配下復帰した。
同年8月には球団日本人最速タイ(当時)の158キロを計測するなど、全盛期の姿を見せる場面もあったが、移籍後は計26試合にしか投げられず、防御率は5.54にとどまった。岩崎は球団を通じて「中日ドラゴンズでは3年半という間でしたが、ファンのみなさんに応援していただきありがとうございました」と感謝を述べた。
同時に「ドラゴンズでは来て早々に怪我をしてしまい、約2年半チームに貢献できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪の言葉も。それでも「怪我から復帰してからは、日々みなさんのありがたい声援のおかげで頑張ることができました。新天地での活躍が恩返しになると思いますので、チームは違いますが、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と前を向き、古巣ファンに活躍を誓った
(Full-Count編集部)