大谷翔平、ジャッジの頭上越す22号 ベース“踏み直し”も…マルチHRで球団タイ月間15発

初回に今季6本目の先頭打者弾→6回無死から右越えソロ
【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地で行われたヤンキース戦に「1番・指名打者」で先発出場し、6回の第3打席に今季2度目のマルチ本塁打を放った。メジャー単独トップの22号となった。
1点を追う初回無死。左腕マックス・フリードの初球のシンカーを捉えると、高く舞い上がった打球はバックスクリーン左に消えた。今季6本目、通算18本目の先頭打者弾は、打球速度105.5マイル(約169.7キロ)、飛距離417フィート(約127メートル)、角度31度だった。
第2打席は空振り三振に倒れたが、2-5の6回無死の第3打席だった。豪快なアーチはジャンプしたジャッジの頭上を越えて右翼席に吸い込まれた。打球初速112.5マイル(約181.1キロ)、飛距離:383フィート(約116.7メートル)、角度42度の一発。一塁ベースを踏み直す場面もあった。
5月はこれで15本塁打。エンゼルス時代の2023年6月に記録した月間自己最多本塁打に並んだ。月間最多本塁打の球団記録も15発(1953年8月のデューク・スナイダー、1985年6月のペドロ・ゲレーロ)で、肩を並べた。
本塁打数ではカル・ローリー(マリナーズ)に2本差、カイル・シュワーバー(フィリーズ)、この日先制ソロを放ったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)に3本差をつけた。シーズンに換算すると自己最多の62発ペースとなった。