ジャッジ、大谷翔平の“カウンター弾”に感服 2発目は捕球可能性を感じるも驚愕「打球伸びた」

ドジャース戦で豪快弾を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史】
ドジャース戦で豪快弾を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:荒川祐史】

ジャッジは初回に先制の19号ソロを放った

【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が30日(日本時間31日)、敵地で行われたドジャース戦に「2番・右翼」で先発出場し、初回の第1打席に5試合ぶりの19号ソロを放った。直後、ドジャース・大谷翔平投手の初回先頭打者弾で“やり返され”てしまい「印象的だ」と話した。

 昨年のワールドシリーズで激突した両軍の今季初対決で、いきなり豪快弾を放った。1死から打席に立つと敵地のファンからは強烈なブーイングを浴びたが、トニー・ゴンソリン投手の3球目89.7マイル(約144キロ)の直球をバックスクリーンまで運ぶと、球場は騒然となった。打球初速113マイル(約181.9キロ)、飛距離446フィート(約135.9メートル)、角度30度の特大弾だった。

 大谷のアーチを2本見たジャッジは「MVPを獲得したのには理由がある。彼は打者としても、走者としても、そして復帰したらマウンドで(投手としても)活躍できる。スペシャル」だと感服していた。

 MVP対決の一戦となったが「(それは)考えないようにしている。フィールドでやらなければいけない仕事がある。守備で活躍しないといけないし、チームのために打ちもしないといけない。そのことにあまり興奮しすぎないようにしている。それは、君たちに任せるよ!」と報道陣に笑顔で“煽り”を入れた。

 大谷の凄みを尋ねられると「継続性。毎年、毎打席、成績を残している。私をライトフェンスまで下がらせたり、フリードが投じた初球の速球をああいう形で逆方向に打つことができる。彼ができることは、とても印象的だ。この数年間、毎日継続してチームに貢献している」と絶賛した。

 大谷は3点差の6回に22号ソロを右翼席に運んだ。ライトを守っていたジャッジは「打った瞬間は、フェンス(手前)でキャッチするか、ホームランキャッチできる可能性があると感じた。でも、打球が伸びていった。だから彼は(球界)最高のホームランバッターの1人なんだ」と苦笑いした。試合は5-8で敗れ「彼は(本塁打を)打てる選手。どんなに飛ばそうが、飛ばすまいが、同じ(結果になる)。タフだったけど、私たちにも終盤にチャンスがあった」と、悔しさを滲ませていた。

(Full-Count編集部)

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