大谷翔平、驚異の1試合2HRで逆転勝ち貢献 ヤ軍戦で21号&22号、月間15発でキング独走

ヤンキース戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ヤンキース戦で本塁打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

初回表にジャッジ19号→初回裏に大谷21号…22年ぶり2度目のMVPアーチ競演

【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手が30日(日本時間31日)、本拠地のヤンキース戦で「1番・指名打者」で先発出場し、今季2度目のマルチ本塁打をマークした。初回に21号先頭打者弾を放つと、3点差の6回に22号ソロ。5打数2安打2打点で打率.294。チームは8-5で逆転勝ちした。

 千両役者の躍動ぶりだ。1点を追う初回先頭、左腕フリードから中越えの21号先頭打者弾。今季6本目(通算18本目)の先頭打者弾で同点に追いつくと、3点を追う6回先頭でもフリードから右越え22号ソロ。1試合2発はは15日(同16日)の本拠地・アスレチックス戦以来通算21度目右翼アーロン・ジャッジの頭上を越える、大谷の追撃ソロから5連打を含む打者一巡の猛攻で4得点。一気に逆転した。

 昨季のア・リーグMVPジャッジは初回に先制19号ソロを放った。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、両リーグMVPが同じ試合でアーチ競演するのは2003年6月20日のバリー・ボンズ(ジャイアンツ)、ミゲル・テハダ(アスレチックス)以来22年ぶり2度目。同じイニングに放つのは初めてだ。

 5月の15本塁打はエンゼルス時代の2023年6月に並んで月間最多タイ。1985年6月のペドロ・ゲレーロ、1953年8月のデューク・スナイダーの持つ月間15本の球団記録にも並んだ。また、開幕57試合で22本塁打は1951年ギル・ホッジスを抜いて球団歴代最多だ。

 また、リーグの本塁打王争いでは2位のカイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)に3本差をつけて独走。この日の初回に19号ソロを放ってアーチ競演したジャッジとも3本差だ。3回先頭は空振り三振、7回先頭は二飛、8回2死は三飛に倒れた。

 昨季のワールドシリーズで覇権を争ったヤンキースとの直接対決。先発のゴンソリンが3回までに5失点。最大3点ビハインドも物ともせず、12安打で8得点を奪った。チケット完売、5万3276人の観客は大熱狂だった。

(Full-Count編集部)

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