30歳右腕のTJ手術は「ド軍での任期終了の可能性」 米メディア止まらぬ嘆き「大打撃」

ドジャースのエバン・フィリップス【写真:Getty Images】
ドジャースのエバン・フィリップス【写真:Getty Images】

昨季18セーブのフィリップスがTJ手術を受けることが決定

【MLB】ドジャース ー ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は30日(日本時間31日)、負傷者リスト(IL)入りしていたエバン・フィリップス投手が右肘のトミー・ジョン(TJ)手術を受けることになったと明かした。昨季18セーブの右腕が長期離脱を余儀なくされることに、米メディアからも嘆きが止まらない。

 地元メディア「ドジャース・ネーション」は「ドジャースの悲惨な怪我の不運が続く」として記事を掲載。「フィリップスは残りの2025年シーズンを欠場することになり、悪夢のような事態になってしまった。右腕は昨シーズンドジャースでベストリリーバーの1人だった。ブルペンにかかる負担は、今シーズンも問題になっている。フィリップスの悲劇的なニュースはドジャースの状況を悪化させただけだ」と指摘した。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も「フィリップスにとっても、ドジャースのブルペンにとっても大打撃だ。これによって、フィリップスはドジャースでの任期が終了になる可能性がある。なぜなら、今シーズンは年俸は610万ドル(約8億7800万円)で、オフに年俸調停の最終年を迎える。ドジャースが(来シーズンの)契約を選択した場合、同程度の年俸になるので、来シーズン全休することを考えたらノンテンダーを選択することが濃厚だからだ」と説明。30歳右腕にとって“転機”となることは間違いなさそうだ。

 またドジャース専門ポッドキャスト番組「Locked On Dodgers」の司会を務めるジェフ・スナイダー氏は「エバン・フィリップスは球界でお気に入りの選手の1人だ。(フィリップスの)人柄を知っているので、ものすごく落ち込んでいる。しかも私の好きなチームで投げている投手だ。トミー・ジョン手術のニュースは最悪だ」と落胆。

 米メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は、フィリップスがポストシーズンで通算15回1/3を投げ自責点0、被安打7、奪三振21という成績を残していることを挙げ「2021年10月から、フィリップスはドジャースでずっと(ポストシーズンで)大活躍をしてきた。ドジャースがフィリップスを失ったことはレギュラーシーズンで大打撃だが、10月になって更に彼の不在を感じることになるだろう」とした。

(Full-Count編集部)

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