大谷翔平、ジャッジと“アーチ競演”に「素晴らしいゲーム」　投手復帰時期は「わからない」

父親のパワー？「生活のリズムは慣れてはきていますけど…」

【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース（日本時間31日・ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手は30日（日本時間31日）、本拠地で行われたヤンキース戦で、今季2度目のマルチ本塁打を放つなど逆転勝ちに貢献した。初回にはアーロン・ジャッジ外野手が先制ソロを放ち、直後に“やり返した”先頭打者弾。試合後のフィールドインタビューでは「もちろん両チームにとっていいスタートにはなったと思うので、試合全体を通して本当にいいゲームだったなと」と振り返った。

　昨年のワールドシリーズの“再戦”で、大谷のバットが火を噴いた。まずは1点を追う初回無死から、今季6本目、通算18本目の先頭打者弾。さらに2-5の6回無死の第3打席から高めの速球を逃さなかった。豪快な一撃はジャンプしたジャッジの頭上を越えて右翼席に吸い込まれた。この一発をキッカケにこの回一挙4得点を奪い、逆転に成功した。

　試合後のインタビューで父親のパワーかと聞かれると「生活のリズムは慣れてはきていますけど、シーズンも半分もいっていないので、一戦一戦本当に大事にしながら明日連勝できるように頑張りたいなと思います」と答えた。

　31日（日本時間6月1日）には投手・大谷として手術後2度目のライブBPが予定されている。逆転勝ちを飾った直後にも関わらず「明日ライブがある予定ですし、今はもう試合が終わっているので、明日のライブBPに向けてしっかりコンディションを整えたいなと思っています」と気持ちを切り替えた。また復帰時期についての問いには「アンドリュー（・フリードマン編成部長）に聞いてくれれば、ハハハ。僕はちょっとわからない。GMに聞いて下さい」と話すにとどめた。

　本塁打数では、この日のツインズ戦で2発を放ったカル・ローリー（マリナーズ）に1本差、カイル・シュワーバー（フィリーズ）とこの日先制ソロを放ったジャッジに3本差をつけて依然メジャートップを走っている。

「昨年優勝できましたし、また連覇に向けて今年もみんな高い目標を持って頑張っているので、それに刺激されて自分自身もいいパフォーマンスが出ているのかなと思います」と充実の様子だった。

（Full-Count編集部）