大谷翔平に「同じところに失投を」 2被弾の左腕が悔い「高め投げるつもりなかった」

フリードは初回に高めのシンカー、6回に高めの速球を本塁打にされた
【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地で行われたヤンキース戦で、今季2度目のマルチ本塁打を放つなど逆転勝ちに貢献した。2発を献上したマックス・フリード投手は「高めに投げるつもりはなかった。彼はいい打者だ」と悔やんだ。
まずは1点を追う初回無死。左腕の初球、高めのシンカーを捉えると、高く舞い上がった打球はバックスクリーン左に消えた。今季6本目、通算18本目の先頭打者弾は、打球速度105.5マイル(約169.7キロ)、飛距離417フィート(約127メートル)、角度31度だった。
第2打席は空振り三振に倒れたが、2-5の6回無死の第3打席から、今度は高めの速球を捉えた。豪快な飛球はジャンプしたジャッジの頭上を越えて右翼席に吸い込まれた。打たれた瞬間に、フリードが膝に手をついた一発は、打球初速112.5マイル(約181.1キロ)、飛距離383フィート(約116.7メートル)、角度42度。大谷がベースを踏み直す場面もあった。
2発目は、カウント2-0から3球目の真ん中高めのスイーパーで空振りを奪ったが、3-1からの5球目の速球はほぼ同じ場所へ行き本塁打とされた。左腕は「何度も同じところに失投をしてしまった。だから本塁打を打たれた」とガックリと肩を落とした。
(Full-Count編集部)