大谷翔平、「逆転勝ちは、いつでもいいもの」 1試合2発、メジャートップ独走

逆転勝利を呼び込んだ1試合2発
【MLB】ドジャース 8ー5 ヤンキース(日本時間31日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地で行われたヤンキース戦で、21号と22号を放ち、今季2度目のマルチ本塁打をマーク。チームの逆転勝ちに貢献し、本塁打数ではメジャー単独トップを走る。試合後には報道陣の取材に「逆転で勝つのは、いつやってもいいもの」と語った。
昨年のワールドシリーズの“再戦”で、大谷のバットが火を噴いた。まずは1点を追う初回無死から、今季6本目、通算18本目となる先頭打者弾の21号。初回に目の前でライバルのアーロン・ジャッジ外野手の19号を見た直後の一発に「ホームランで1点取られた後、すぐに取り返すっていうのは、ゲームを運ぶ上で大事」と語った。
さらに3点を追う6回無死の第3打席では、ジャンプしたジャッジの頭上を越えて右翼席に吸い込まれる22号。この一発からチームは6回に一挙4得点を奪い、逆転に成功。「みんな諦めてなかったんで。そういう雰囲気が最後、逆転までいった要因かなと」と勝因を振り返った。
昨季のワールドシリーズでも激突したライバルとの今季初対決。両軍6本塁打が飛び出す乱打戦の末、見事な逆転勝ちを飾った。ライバルとの一戦を「特別な雰囲気っていうのもあるかなと思うので(カードの)頭を取れたのは大きいんじゃないかなと思います」と語った。
本塁打数では、この日のツインズ戦で2発を放ったカル・ローリー捕手(マリナーズ)に1本差、カイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)と、この日先制ソロを放ったジャッジに3本差をつけて依然メジャートップを走っている。5月はこれで15本塁打で、エンゼルス時代の2023年6月に記録した月間自己最多本塁打に並んだ。打撃好調の要因を「打つべき球に対して、しっかりアプローチできている」と語った。
(Full-Count編集部)